【富田林市・河内長野市】今日は旧正月で本当の甲辰がスタート!両市で龍神ゆかりのスポットをご紹介
今日2月10日は旧暦の1月1日ですね。と言っても、ほとんどの人は何のことだかピンとこないかもしれません。しかし明治時代より前は旧暦を使っていたので、明治以前からの風習に従えば、本来なら今日が新年ともいえます。
この動画はある国のチャイナタウン近くの昨日の夜の様子です。古代中国の影響が残る地域で、日本以外での古代中国の漢字文化の影響を受けている地域、例えば中国の春節、ベトナムのテト、またそれ以外の国でも昔の中国移民の末裔が住むチャイナタウンの近くでは、今でも旧暦の正月を盛大に祝っています。
2月になって、日本ではもう忘れかけられているかもしれない干支の辰年。十干(じっかん)の甲を合わせて甲辰の年とのことですが、干支と十干は古代中国漢字文化圏発祥の風習です。
本来なら今日から関係するのではと考えられます。甲辰はこれまで努力したことが実を結んで、大きく飛躍する年とも言われています。
龍神は水の神様ということで、富田林や河内長野で龍神を祀っているスポットがどのくらいあるのが調べてみると、7ヵ所ヒットしました。そこでひとつずつ簡単に紹介していきましょう。
1、金龍大神(河内長野市本町)
河内長野駅から歩いて5分くらいのところにある龍神を祀っている社です。金龍大神は、鳥居をくぐって奥を右に曲がったくの字になっています。
こちらが金龍大神の正面です。
金龍大神は龍神であるとともに、金運がUPする神様とのこと。河内長野駅から近いので気軽に行けますね。
金龍大神
大阪府河内長野市本町17-13
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩5分
2、竜王大神(河内長野市市町)
河内長野駅から東高野街道沿い近鉄汐ノ宮駅近くにも龍神を祀っているスポットがありました。龍王大神で、地蔵菩薩も安置しています。
ちょうど地域の女性の方が多く集まって集会をしていたので、正面ではなく横から拝見しました。ちなみに龍王大神とは雄神(白龍大神が雌神)とのことでした。
龍王大神
住所:大阪府河内長野市市町
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩12分
3、水分龍王(富田林市嬉)
龍王大神から石川を渡った反対側、富田林市嬉にも龍神を祀っています。こちらの水分龍王は、田んぼが広がる中にポツリと存在しています。かかしフェスティバルの会場近くですね。なお農道沿いにあるので、一般の車で入ることはできません。
地図を見ると興味深いことに、龍神が祀られているのはロイヤルホームセンター河内長野店付近で姿を見せて谷川遊歩道の地下を通って石川に流れ込む水路の河口部分とちょうど対岸にあるのです。
支流の河口部分は本流と合流して水量が多くなる場所です。そのポイントに龍神を祀るのには深い意味がありそうです。
水分龍王
住所:大阪府富田林市嬉
アクセス:近鉄汐ノ宮駅から徒歩19分
4、五帝龍王大神(河内長野西之山町)
さて、意外なところにも龍神が祀られています。五帝龍王大神が祀られているのは、じゃんぼスクエア河内長野の目の前です。
詳しくは、こちらに記載していますが、中国の5つの龍王(青帝青龍王、赤帝赤龍王、白帝白龍王、黒帝黒龍王、黄帝黄龍王)を祀っているそうで、じゃんぼスクエアの賛栄商事が建立したとのこと。かつて屋敷があった地主との関係や狭山池の龍神社との関係も深いようです。
じゃんぼスクエア河内長野もしくは隣にある炭火焼肉のお店に立ち寄る機会があれば、五帝竜王大神の前に足を止めてみてはいかがでしょう。
五帝龍王大神
住所:大阪府河内長野市西之山町5
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 河内長野市役所前バス停から徒歩4分
5、白王龍神(富田林川面町)
富田林の北側、喜志エリアの川面(かわづら)町には白玉龍神が鎮座しています。他の龍神を祀っている所よりも立派な鳥居があり、境内がとても広いです。また本殿のすぐ前に小さな石橋がかけられていて島の上に鎮座している印象です。
こちらに詳しく書きましたが、白王龍神は龍神を祀っていることはわかっても詳しい情報はありません。ただ粟ヶ池に鎮座する龍神社を真ん中に美具久留御魂神社と対角線上になっているようで、関係があるかもしれません。もし白龍大神の別名であれば雌神かもしれませんね。
白王龍神
住所:大阪府富田林市川面町1丁目3
アクセス:近鉄喜志駅より徒歩14分
6.龍神社(富田林粟ヶ池町)
喜志の南側にある粟ヶ池は、丸(和)邇池(わにいけ)の記述が古事記・日本書紀に出てくるほど古い池ですが、池に住んでいるとされる龍神を祀っている龍神社があります。
粟ヶ池は狭山池と龍神の伝承があり、雄神の龍神が雌の龍神の所に毎晩会いに行ったという伝承があります。そして石碑にもあるように和邇宮別宮と書いてあるように、美具久留御魂神社の別宮として祀られています。
龍神社(美具久留御魂神社別宮)
住所:大阪府富田林市粟ケ池町2969-5
アクセス:近鉄喜志駅より徒歩8分
番外:狭山池の龍神社
番外ですが、狭山池の龍神社は池も大きいながら神社も池の中の石垣の上に立っています。手前には大きな龍神淵が見えますが、粟ヶ池の雄の龍がこの雌の龍に会いに行っていて、近隣の村人が困って祠を立てたという伝承があります。夫婦が仲良く暮らしたという物語の場所ですね。
そして、夫婦の龍神から「さやりん」が生まれたという設定になっているようです。
ということで、富田林と河内長野で龍神を祀っている所を紹介しました。意外にも滝畑ダムや寺ヶ池は龍神以外の神が祀られています。また向陽台の九郎五郎(くろご)池のように龍神伝承は残っていても龍神を祀っている社がないところなどもあり、本当はもっとあるのかもしれません。
それにしても改めて調べてみると興味深い内容ばかりでした。旧暦も1年を迎え名実ともに辰年になりましたので、時間が合えば地域の龍神めぐりをしてみてはいかがでしょう。
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