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【河内長野市】意外!奈良・東大寺のお水取りゆかりの「大たいまつ」を、なぜか河内長野市内で見つけました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

3月になると、奈良ではお水取りと呼ばれる行事が東大寺で行われます。これは修二会(しゅにえ)と呼ばれる仏教の儀式の中で、二月堂前の井戸(若狭井)から観音菩薩にお供えする「お香水」を汲み上げること。その際に大松明についた火の粉を浴びると1年間無病息災に過ごせるという「お松明」が3月1日から14日まで毎晩行われているそうです。

ここまで書くと河内長野とは無関係の話ですが、なんとお水取りで使われるお松明が河内長野市内に展示していたところを見つけました。場所は西高野街道よりも一本西側にある河内長野駅に続く街道沿いで、高野山九里道標石がある道沿いです。

すぐ近くには龍神を祀っている金龍大神の小さな社がありますが、

その金龍大神のすぐ隣にある石駒さんの前に、お水取りゆかりの大松明があります。

こちらが、石駒さんの前に展示してあったお水取りで使われた大松明です。

目の前にある木札にはっきりと書いてあります。東大寺二月堂 お水取り 大たいまつ と書いてあり、平成三十年、平成三十一年の文字が見えます。

拡大してみてみましょう。松明の先頭のほうは生々しく黒く焦げているのがわかります。

さらに反対側をみると松明の下の部分がどうなっているのかがよくわかりますね。

お水取りの松明を展示している株式会社石駒(外部リンク)さんは、明治時代から続く石材屋さんです。

そして石駒さんの歴史を見ると、驚いたことに以前、長野公園(奥河内さくら公園)で紹介した画像の石碑の建造、設置に携わった写真(外部リンク)が紹介されていました。

石駒さんは、河内長野駅前ノバティながの南館の1階石の工芸品(ショールーム)があります。本社の前にお水取りの大松明が展示している理由は、調べてみましたが情報がなくわかりません。

しかし、明治から続いている老舗企業です。取引先との付き合いなど何らかの理由で、松明が河内長野に来たのかなと考えられます。もし石駒さんの本社近くに通られる機会があれば、お水取りの大松明を眺めてみてはいかがでしょう。

石駒さんの前に展示しているお水取りの大松明

住所:大阪府河内長野市本町17-18

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩6分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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