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【河内長野市】HEAVEN Japanは、機能性とオシャレを兼ねそろえた下着を河内長野から世界に発信

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

本当は非常に必要なものですが、デリケートなものということもあり、あまり表に出しずらいものが世の中にありますね。例えば女性の下着などもそういう部類に入るのではないでしょうか?

ところで河内長野には、機能性とオシャレの両方を兼ねそろえて、通販でとても人気のある女性用下着メーカーがあるのをご存じでしょうか?先日下着の特別授業を行ったHEAVEN Japanさんをご紹介しましょう。

画像提供:HEAVEN Japan
画像提供:HEAVEN Japan

実はHEAVEN Japanさんが、2022年4月1日にinstagramで上の画像のことを投稿していました。PR TIMESによるプロジェクト「April Dream」での発言内容で、下着の学校を作りたいということでした。

画像提供:HEAVEN Japan
画像提供:HEAVEN Japan

日本初「下着の学校」構想の中でHEAVEN Japanさんは次のようなコメントを残しています。

今すぐ実現することは難しいですが私たちHEAVENJapanはこの夢の実現を本気で目指しています!

そして、2年もたたない間に本当に下着の学校が実現しました。廃校を使った学校ではなく、実際の高校での特別授業「下着の授業」です。

HEAVEN Japanさんが夢を実現させた下着の特別授業は、楠町西にある大阪暁光高校(外部リンク)です。

HEAVEN Japanさんは、千代田駅の近く木戸1丁目にある会社。私が知り合ったきっかけは、昨年5月にモリ工業敷地内で開催開催された駅フェス千代田です。ここでサービス部兼広報・制作部部長で執行役員の槻(けやき)さんと出会いました。

いつか紹介しようと思っていた矢先に、大阪暁光高校で下着授業が行われると聞いたので、それを取材しました。そして企業についてもお話を伺うことになり、後日槻部長と広報制作部でマーケティングコミュニケーションGr.グループ長の梅井さんからお話を伺うことになりました。

なお、今回は事務所でお話を伺ったので、主に大阪暁光高校の下着授業の様子を撮影した画像を交えて紹介していきましょう。

HEAVEN Japanさんの創業は2003年のこと、創業者で代表取締役CEOの松田崇社長が元々河内長野が地元でゆかりがあり、河内長野で産声を上げました。創業の地は現在のところではなく、河内長野駅前長野商店街の近くにあったそうで、創業当初からHEAVENという屋号です。

女性下着の会社を創業した理由を伺うと、松田社長と奥様がアメリカに旅行に行ったときのこと。フリマにいろんなデザインの女性用下着が並んでいるのを見たのですが、それを奥様がとても楽し気に選んでいたことです。そういう機能性とデザインを兼ね備えた下着が、当時の日本にはないものだったのです。

そして河内長野駅前に実店舗を構え、海外からのインポート(輸入)による下着販売を始めました。やがてヤフオクなどネットが普及したので、ネットでの販売も始めていきます。

ネット販売をすることで「売るためには商品名で勝負することが重要」と気づき、やがて現在でも人気商品である「元祖脇肉キャッチャー」が誕生します。当時は脇高ブラが流行っていたころだそうで、ネーミングにより同業他社との差別化ができたそうです。

やがて、輸入物を仕入れするだけでは顧客のニーズに対応できないと判断し、2008年から自社製造に踏み切ります。下着の生産そのものはOEM(他社の工場)で行い、HEAVENさんはデザインやパターンを設計することに特化します。

顧客の声を聴きながら「元祖脇肉キャッチャー」を含めた商品の改良重ね、次々とオリジナルブランドの商品を開発していきます。

「特上脇肉キャッチャー」「贅沢脇肉キャッチャー」「どんとこいブラ」「ハリジェンヌ」などインパクトある商品名が並んでいるために、興味を持った人がどんどんネットで購入していくそうです。

ネット販売に特化するため2009年に長野商店街近くの実店舗を閉店し、現在の千代田駅近くに事務所を構えます。その後2011年2月に、株式会社 HEAVENプランニングを設立、2017年に株式会社HEAVEN Japanに社名変更しました。

HEAVEN Japanさんの考え方としては、「売って終わりにしない」という点でした。ネット販売の場合、どうしてもサイズの問題などで下着が合わない方も増えていく中、返品については無料で対応し、ヒアリングによっては自主的に返品を促すようなことを行いました。

返品は売上商品の2~3%でしたが、結果的に顧客に寄り添うことができて支持につながりました。仮に返品の相談が来ても、多くの場合はサイズ変更で対応できたそうです。

そしてHEAVEN Japanさんは、2022年からInstagramやYouTubeでライブを始めるようになりました。ちょうどSNSに力を入れていたのと、コロナ禍の時だったことも背景にあります。スタッフが登場して商品の説明をするようになったのは比較的最近ですが、そのことがカウンセリングにさらに力を入れるきっかけになりました。

現在は、電話、メール、LINE、チャット、ZOOMを使ってお客様からの相談を受けていった結果、リピーターの獲得と口コミが広がっていったそうです。

HEAVEN Japanさんでは、リアルな店舗が東京と大阪心斎橋にあります。店舗と言っても販売ではなく悩み事を伺うヒアリングを重視したものですが、ヒアリングののち購入希望の方がほとんどだそうです。

ただ機能性だけでなくオシャレさも兼ねそろえた下着ということで、顧客から色の希望なども聞き、デザインを充実させています。

全スタッフの98%が女性というHEAVEN Japanさんの中で、例外的に男性スタッフがいるのですが、そのうちのひとりは下着一筋の職人気質の方とのこと。

デザイナーさんが設計したサンプルで実際の付け心地を確認してもらうために、女性スタッフがモデルになることも多くあるそうです。その場の付け心地ではなく、実際に生活して支障がないかをチェックし、問題がなければ商品化という流れになるそうです。

HEAVEN Japanさんは5月に新商品を予定しているそうで、Tシャツにひびかない商品を発売していくそうです。

最後に地元河内長野などでイベントに出る予定について質問すると、今のところはないが、もし、今年も駅フェス千代田をするならぜひ出たいと言っていました。

ということで、暁光高校下着の授業の画像と共に、HEAVEN Japanさんについて紹介しました。

画像提供:HEAVEN Japan
画像提供:HEAVEN Japan

下着の学校ならぬ、下着の授業として夢が実現した、HEAVEN Japanさん。河内長野から世界に向けて機能性とおしゃれの両方を追求した下着をこれからも発信していくといき込んでおられました。

最後に大阪暁光高校の生徒さんに感想を伺ったところ次のようなコメントを頂きました。

青と赤の下着を比べると赤が透けにくいことなど、肌の色に近い色が透けにくいことにびっくりした。
お母さんと一緒に下着屋さんに行ったことしかないから、今度は友達と行ってみたい。
自分の体の事なので、正しいことを学べたこと嬉しかった。もっと勉強したい。

HEAVEN Japan(外部リンク)

住所:大阪府河内長野市木戸一丁目6番40号

TEL:0721-56-0071

営業時間:9:30〜18:00

定休日:土曜・日曜・祝祭日

アクセス:南海千代田駅から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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