Yahoo!ニュース

【河内長野市】長野商店街の平尾商店隣にある空き地がすてきな公園に!どんな様子か初日に見てきました

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

先日、河内長野駅前の長野商店街でまた建物が取り壊されてしまいました。このままでは商店街もいよいよ終わりではと普通は思います。しかし、長野商店街では新しい動きが次々と起こっています。昨日オープンのAKICHIDE PRAKもそのひとつです。

先月見た取り壊しの光景です。痛々しく見えてしまいましたが、場所は駅前なので駐車場でも建物でも新たに作れば需要があるので、仕方がないのかなと思っていました。

ところが家に戻って郵便ポストに入っていた広報かわちながの3月号を何気なくみると、意外な記事を見つけたのです。

23ページの左上に長野商店街に私設の公園が3月17日に開園するとのこと。まさかとは思いましたが、あそこが公園に?と思ったのです。

それから数日後、ある情報筋からこちらの資料を入手しました。と言っても極秘資料でも何でもなく、この資料は多くのメディアに流れたようで、いっせいにSNS等で紹介されていました。中には新潟でも紹介されたようなので、本当に驚きました。

今回の公園を作る株式会社吉デ代表取締役の吉年(よどし)海さんといえば、昨年ノバティながの屋上でナイトピクニックというイベントを企画した人です。駅前直結ビルの屋上でオシャレな音楽が流れる中、クラフトビールや多国籍料理が味わえたことを今でも思い出します。

そんな吉年さんが、こんな大きな空き地で公園を作るのかと一瞬思ったのですが、それにしては余りにも時間がありません。公園どころか舗装するだけで間に合わない気がしました。

その時、先ほどの資料の絵をもう一度確認しました。この雰囲気をどこかで見たことがあります。もちろん上の広い空き地ではありません。特に左の建物の壁の部分が気になりました。

そう、こちらです。どうやらこちらの空き地が公園になるというのです。

そして、驚いたことに、隣にあるのはとても鮮度の高い魚介類がリーズナブルに手に入る平尾商店さん!平尾商店さんにはよく魚を買いに行き、海のない河内長野では半ばあきらめていた美味しい魚が自宅で食べられる機会を頂いています。

さて、資料の続きを見ましょう。こちらをみるといきなり空き地を公園にするという短絡的なことでないのがわかります。1年も前から水面下で活動が行われた結果、公園をオープンするのですね。

そういえば「AKICHIDE」を使ったイベントが秋に行われていました。「AKICHI DE BUNGAKU」です。

AKICHI DE BUNGAKUは、まさしく今回公園になる空き地で開催されたイベントです。空き地を公園にしてこんな感じで多くの人に楽しんでもらおうということなんですね。

てっきり全く使われていない空き地だったので、特別に許可をもらって単発的にやっていたイベントとばかり思っていましたが、その正体は公園化のための実験だったんですね!これはさすがに気づきませんでした。

AKICHI DE PARKは公園とありますが、あくまで私設の公園です。開園時間も10:00~18:00までと決まっているそうですが、団体や民間で使用する場合には事前に予約が必要とのこと。

さて、10日ほど前に平尾商店に魚を買いに行ったので、ついでに空き地をみると、既にカウンターのようなものが設置されていました。

資料の続きを見てみましょう。長野商店街についての紹介があります。これについては引っ越し直後に初めて見た時の衝撃を今でも思い出します。それは夜に歩いたからだと思いますが、コロナ禍の最中とはいえ、みごとなまでのシャッター街という状況でした。

しかし、ご存じのように長野商店街には新しい動きがいろいろあります。例えば上堂本店醤油蔵も昔の醤油蔵が見事なライブ会場になりましたね。

そしてAKICHI DE PARKに話を戻しましょう。オープン初日にイベントが行われました。無料で申し込み不要、フードトラック(キッチンカー)も来るとのこと。

そんなAKICHIDE PARKの一昨日(16日)の様子です。まだ工事が行われていて業者の方の姿がありましたが、右側に新しい看板もあり、どうなるのか楽しみでした。

ということで、昨日のオープン初日のイベントの様子を見に行きました。

昨日までは静かな空き地が大賑わい。フードトラックもあって食事も楽しめるようになっていました。

新しく木のベンチがあります。この場にいた吉年さんによれは、これはヒノキとのこと。

テーブルにもいろいろなものが置いてあります。

食べ物のメニューです。カレーとレモンスカッシュが有ります。

こちらの車は調理のための電気を供給するためにあります。動くバッテリーですね。

三角形のベンチが有ります。

奥にはおがくずのようにも見える、木の破片を敷き詰めたベンチがあります。

木の破片は、香りも良いですが、足を置くと軽いマッサージ効果があります。吉年さんの話では、木の破片は定期的に補充するとのこと。

見るとミモザが咲いています。数年後は、大きな木に育ちそう。

でも、公園のシンボルツリーは、こちらの楠(クスノキ)です。

右から株式会社吉デの代表取締役の吉年海さんと取締役の吉年結さん
右から株式会社吉デの代表取締役の吉年海さんと取締役の吉年結さん

吉年さんの話では、元々靴屋さんがテナントで入っていた場所で、閉店後20年空き地だったそうです。ということで有効活用しようとなったとのこと。

イベントとはいえ、初日から大賑わい。横で見ているだけで楽しくなりました。なお、フードトラックなどはイベント時だけで、普段はありません。

さて、昨日は上堂本店醤油蔵でもライブイベントが行われていました。上堂さんの話では、冬場は使用していなかった醤油蔵が昨日から再オープンすることになり、その記念ライブとの事でした。

入場無料のライブが夕方まで行われました。長野商店街は楽しいことばかりですね。

さて、イベントはこの後もあります。3月23日土曜日16時からAKICHIDE FORUMが行われます。2部構成で、1部がフォーラムとしてにぎわいプラザで行なわれます。2部は交流会として18時30分からAKICHIDE PARKで開催されるとのこと。

参加費は無料ですが事前に予約が必要です。予約は22日(金)17時まで受け付けているとのこと。興味のある方は公式instagramのトップページ(外部リンク)から申し込みましょう。

3月25日には、同じ長野商店街内でLIVING+ただいまCafeがグランドオープンし、さらにかわちラボも入居します。建物内にあるカフェと野外の公園とでは少し意味合いが違いますが、少なくともどんどん長野商店街が明るくなっていく気がしますね。

大阪市内でもアーケード商店街の勝ち組と言えるところは限られていますし、後は堺東駅前くらいしか思い出せないほど、アーケード商店街は厳しい印象があります。

しかし、今回のような少しでも前に進もうと努力を重ねていけば、もしかしたら将来意外な発展をするのでは?とても小さな公園ですが、初日の様子を見てそのように感じました。

AKICHIDE PARK

住所:大阪府河内長野市本町12-20 長野商店街内

開園時間:10:00~18:00

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩3分

instagram

---------------------------------

奥河内から情報発信のおすすめ記事がLINEに届きます!

奥河内地域に住んでいる人たちに役立つ情報を毎週水曜日の10:00にお届けします。

ぜひご登録ください!

<友だち追加の方法>

■下記URLをクリックして友だち登録してください

https://line.me/R/ti/p/%40oa-okukawachiinfo?oat_source=yahoo_news&amp;oat_medium=article&amp;oat_page=detail_link

※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています

---------------------------------

※記事へのご感想等ございましたら、プロフィール欄にSNSへのリンクがありますのでそちらからお願いします。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事