【河内長野市】実は新スポット!三日市旧跡巡りマップで登場する東片添町の力石とは?実際に見てきました
河内長野の歴史観光でメジャーどころといえば、真言宗三寺院(観心寺、天野山金剛寺、延命寺)を中心に日本遺産のイメージが強いですが、少しマイナーな所をみると、地域ごとに珍しいスポットが点在していますね。
特に三日市町の周辺は、小学校区のまちづくり協議会がとてもがんばっています。協議会が主催する歴史セミナーに何回か参加したことがあります。そのときに頂くのが、三日市旧跡巡りマップです。
マップを見ると高野街道や楠木正成関係のスポットが多いのですが、よく見ると意外な物があり、以前からとても気になっているところがありました。
それはこちらの23番の東片添町の力石です。
場所を確認すると、三日市町駅の東側の出口からそのまま東方向に行き、石見川にかかる橋の手前、三日市浄水場近くにあります。
「力石」という名前から、重い石を持ち上げるようなエピソードのものと思われますが、とても気になった私は近くを通る機会に恵まれたチャンスを生かして、力石のある場所に行ってみました。
石見川に架かる橋のほうに行くと、花壇があり、そして大きな丸石が複数個みられます。あれが力石だと思われます。
車道と階段の道があり、力石は階段の道側にあります。周りは花壇となっていますね。どんな言い伝えや歴史があるのでしょう。
意外な事実を知りました。花壇や力石は比較的最近設置されたようです。画像は2015年のストリートビューですが、当時は何もありません。古くからある言い伝えのものかと思えばそうでもないようです。
というわけで、改めて力石をみましょう。全部で5つ置いてあります。
力石の説明版です。説明によれば近代のころに若者の力比べや体力づくりのために使っていた石で、持ち上げにくいものの表面が滑らか石なので、体を傷つけずに済むとのこと。
力石を拡大してみました。60キロ以上ある石で、米俵より軽いと意味が無いと言うのです。半分の30キロ位でも十分重いと思っている私からしたら想像できない重さですね。
もし、仮に持ち上げようとしても、そんなに重いなら持ち上がるどころか動かすことも難しそうですね。
説明版によると、いちばん重い石は300キロまであり、挑戦方法もいろいろあったそうです。ちなみにこの石はどのくらい重いんでしょうね。
説明版によると挑戦方法は4種類あって、頭上まで上げる(サシ石)、肩まで(カタゲ石)、膝まで(ヒザトリ石)、地面から離せばよい(チギリ石)とあるそうです。
説明版の最後には東片添の力石は「アドプト・ロード・東片添」を記念に、地域文化として長く保存・展示するために設置したとのこと。それが令和4年(2022年)なので、わずか2年前の話です。だから2015年のストリートビューには登場しないんですね。
ということで東片添の力石は比較的新しく設置されたスポット。地域の伝承文化として重要な役目を持っていることがわかりました。近くに行く機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。
東片添の力石
住所:大阪府河内長野市東片添町18
アクセス:南海三日市町駅から徒歩6分
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