今回はVAGABOND（ヴァガボンド）という洋菓子店をご紹介します。

場所は前回ご紹介したanbos coffeeからもご近所。本町の閑静な住宅街にあります。

昨年11月にオープンしたばかりですが、こちらもすでに人気を呼んでいるお店です。

この日、この時期にはめずらしく20度を超える暖かい気候。南向きの明るい店舗入口は、すでにセンスの良さが感じられるおしゃれな雰囲気です。

店内に入るとすぐにショーケースに並ぶ美しいケーキに目が行きます。向かってすぐ左手にはテーブル席が1つ。レトロでシックな雰囲気を活かした空間になっていました。

実は今回でこちらに伺うのはすでに5回目くらい（？）だったのですが、今日は「アップルパイ」を目当てにやって来ました！　というのも、いつもお店のインスタでその姿を見ては、数時間後「アップルパイは売り切れました」との投稿が…！　連日それを見ては、ただならぬ予感を抱いていました（笑）。

はりきってこの日はほぼオープン時間と同時に入店。お目当てのアップルパイがありました！

まずは見た目の美しさ。ふっくらとしたリーフ型と、表面の絶妙な焼き色のパイ生地にうっとりです。

購入後、家に帰ってすぐに実食。パイ生地の歯触りがよく、口の中ではらはらとパイ生地がほどけていきます。中のりんごの爽やかな甘さとの相性も最高にマッチしており、連日売り切れるのにも納得です！

以前はホールケーキもオーダーしたことがありますが、ケーキも上品な甘さと見た目の美しさが光ります。

そして焼き菓子もまたどれを選んでもおいしい。その中でも個人的好みは「フロランタン」。こちらもパイ生地で作られているのと、ピスタチオが入っているのがアクセントになっています。

パティシエの原さんは、お店を始める前までは料理人としての経験が長かったのだそう。パティシエとしてはブランクがあったものの、縁あってこの場所にお店を開くこととなり、ここならば洋菓子店がいいと思われたのだとか。

佐賀県がご出身とのことですが、小田原に来られる前には、国内は北海道や大阪、一時期はインドネシアでお寿司を握っていたこともあると聞いてびっくりです！

旅好きであるとのことで、そんな一面も感じさせるのは、店名「VAGABOND（ヴァガボンド）」＝放浪者（旅人）にも表れています。

「王道且つシンプルなものが好き」とおっしゃる原さん。シンプルな中にも旅人ならではの遊び心のあるデザインやセンスに溢れている洋菓子の数々。

ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね！