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これ必要だよねの声続出!赤ちゃん連れに安心な段ボールベット。災害時、避難所や備蓄にある取り組み

おりえ総合危機管理アドバイザー三沢おりえ/防犯・防災・護身術

災害時のお悩みに寄り添う取り組み。

大人用の段ボールベットだけが避難対策ではないのです。

避難所に、ぜひ置いて欲しいのが、赤ちゃん用の段ボールベビーベット(コット)

今まで気が付かなかったけど、なるほど、これは必要だよね!の声続出していると言う、赤ちゃん連れに安心な段ボールベットの評判を展示会で伺ってきました。

今回見せていただいたのは、Combiひなん所用コット「ベビーにこっと」

実はこの製品、以前動画でも紹介させていただいたことがあるのですが、その時は発売直前に偶然、危機管理系列の展示会で発見して取材させていただき、まさに「ベビーにこっと」自体が生まれたてそのものの赤ちゃんのような時期でした。

赤ちゃん連れは避難できないという現実

ありそうで今までなかったベビー用の避難場所。

実は開発のために取ったアンケートでは避難所ではお母さんたちが赤ちゃん連れでは安心して過ごせない、寝かせられないかもしれないという考えで、避難したほうが良い状況でも、とまどう可能性があるという結果があった話を、担当の方から伺いました。

そして、そんなお母さんや赤ちゃんたちが災害時に安心して避難所で過ごせるようにと生まれた「ベビーにこっと」

わずか1年未満で

防災製品等推奨品マーク取得

防災グッズ大賞備蓄部門大賞受賞

キッズデザイン賞2022受賞

と目まぐるしい注目のほかに

一部イオンモールや保育園や自治体でも続々導入されていて、驚くやら嬉しいやら!!

嬉しいのは、この「にこっと」に特化しているわけではなく、他のベビーコットでもいいのですが、避難所はみんなが安心して過ごしてほしい、だからこそ、これは必要だよね!これはあると助かるよね!というものはどんどん導入されて欲しいのです。

私たちは日頃、防災で不安になりすぎる必要はないのですが、困りごとはリアルに考え、対策を練る必要があります。

避難所のパーテーションも増えましたが、やはり避難所では赤ちゃんを床に安心して寝せられないとずっと抱っこしたままでいなければいけないと考えるお父さんやお母さんも多いようです。

確かに畳ならまだしも、避難所は体育館などの施設が多い中、床の冷え、色々な人が歩く避難所、区切りのない場所で赤ちゃんを安心して寝せられないですよね。何もできない乳児、小さな赤ちゃんを床に寝かせるのが不安な気持ち、わかります。

やっぱり床とベット(コット)では違うのですよ。

ちなみにこちら、ベビーにこっとは、マットレスでの寝心地や下面に通気孔を作るなど強度、通気性にも配慮されているそうです。

ストレスなく過ごす、災害関連死を減らしたい取り組み

近年の災害では被災後の直接死だけでなく環境の変化や悪化、ストレスなどによる

「災害関連死」が注目されてきています。

みんなが使える段ボールベットなど大きな目線も大切ですが、社会的な弱者や率先して守らなければいけない人たちへの配慮ある災害用品が、今後とも普及していってくれたら少しでも安心が増えますよね。

商品情報
コンビウィズ株式会社 ひなん所用コット
ベビーにこっと

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総合危機管理アドバイザーおりえ

総合危機管理アドバイザー三沢おりえ/防犯・防災・護身術

防犯・防災グッズ記事ランキング監修も手がける専門家。常識にとらわれない怖くない危機管理の考え方で講演会やメディア、セミナー、イベントなど幅広く活動。生活の中ですぐに取り入れられる対策や動き方、便利なグッズを提案。大学や企業向けに行う座学と実技のダイバーシティ系セミナーは防災、防犯だけでなくハラスメント対策など、身を守るために役立つと高いリピート率。 防犯整備士、危機管理士(自然災害・社会リスク)非常食研究家。 逃げるための護身術指導者、元硬式空手世界チャンピオン。 日本災害危機管理士機構、日本防犯設備士機構所属。

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