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ネオンサインが目印!? 西友「みなさまのお墨付き」の韓国味カップ麺2種食べ比べ

オサーンカップ麺ライター

西友PB「みなさまのお墨付き」の韓国味カップ麺2種

西友PB「みなさまのお墨付き」の「カムジャタンラーメン」と「スンドゥブチゲラーメン」
西友PB「みなさまのお墨付き」の「カムジャタンラーメン」と「スンドゥブチゲラーメン」

今回レビューするのは、西友のプライベートブランド(PB)「みなさまのお墨付き」のカップ麺、「カムジャタンラーメン」と「スンドゥブチゲラーメン」。どちらも日清食品が製造する、韓国風の味を再現したカップ麺となっています。

「みなさまのお墨付き」のその他のカップ麺レビューはこちら(外部サイト)

「みなさまのお墨付き」は、開発された商品を消費者テストにかけ、支持率が80%のもののみが商品化される、商品化までのハードルが非常に高いプライベートブランドです。しかも定期的に再検査がかけられ、そのたびに支持率80%を下回ると終売、もしくは改良をしなければなりません。

その結果、「みなさまのお墨付き」ブランドとして商品化され生き残る商品は、おのずとコストパフォーマンス抜群のキラリと光るものばかりとなります。

キラリと光りすぎてネオンサインに?
キラリと光りすぎてネオンサインに?

今回の商品、キラリと光りすぎた結果パッケージがネオンサインになっています。韓国ではネオンサインが好まれており、韓国味の商品ではよくネオンサインがデザインされています。筆者はシティーハンターとかバブル期のディスコみたいな、懐かしい光景を思い出しますが。

「カムジャタンラーメン」と「スンドゥブチゲラーメン」の内容物

「カムジャタンラーメン」(左)と「スンドゥブチゲラーメン」(右)の内容物
「カムジャタンラーメン」(左)と「スンドゥブチゲラーメン」(右)の内容物

どちらも麺の他にスープ粉末やかやくが入っていますが、税込でも定価130円を切る安価商品の割にかやくが多めに入っています。「カムジャタンラーメン」はダイス状のポテトが、「スンドゥブチゲラーメン」は豆腐が特徴的な存在のようです。

カップは小さいですが、麺量は60gで一般的なサイズとなっており、安いからといって具がしょぼいわけではなく、小さいからといって麺が少ないわけでもありません。

「カムジャタンラーメン」

「カムジャタンラーメン」
「カムジャタンラーメン」

「カムジャタン」とは、骨付きの豚肉とじゃがいもを煮込んだ韓国料理です。サムゲタンやコムタンなど他のスープ料理とともに、最近は日本でもよく見かける料理ではないでしょうか。

ピリ辛味噌味ベースのスープに、中細の油揚げ麺と、ミンチ肉、ポテト、キャベツなどが合わせられています。韓国のカップ麺といえば、コチュジャンによってやたら甘かったり、やたら辛いものが多いのですが、今回は甘さも辛さも日本の味に合わせられている印象で、カムジャタン味を再現した肉の旨みと後引く甘みが特徴的。

ミンチ肉やポテトが入っている
ミンチ肉やポテトが入っている

具にはミンチ肉やポテトが入っていて、安価なのに具は充実しています。値上げのご時世の中、こういう商品はありがたいですね。スープが染み込んだポテトはそれなりにカムジャタンの雰囲気が出ていました。

「スンドゥブチゲラーメン」

「スンドゥブチゲラーメン」
「スンドゥブチゲラーメン」

「スンドゥブチゲ」は、やわらかい豆腐(純豆腐)を用いた韓国の鍋料理で、コチュジャンやごま油で味付けされることが多いですが、特に決まりがあるわけではなく味は千差万別です。

唐辛子をガッツリ効かせた味噌味ベースのスープに、中細の油揚げ麺と、豆腐やかきたまなどスンドゥブチゲ風の具が合わせられています。辛味は中辛程度ですが、唐辛子の風味が強く感じられるのが特徴的。「カムジャタン」に比べると甘くなく、辛くてキリッとした味わい。

豆腐やかきたまで具が充実
豆腐やかきたまで具が充実

具は、豆腐、かきたま、ネギ、唐辛子で、具の充実ぶりは税込130円を切る商品とは思えないレベル。なんてこんな安くできるのか不思議で頭の上に乗ったはてなマークが大きくなりすぎて首を痛めかねません。

さすがにスンドゥブ(純豆腐)ほどほろほろ崩れるやわらかい食感ではありませんでしたが、そんな食感はもっと高いカップ麺でも無理なので、致し方ないところです。

コスパ抜群の2品

西友の「みなさまのお墨付き」はコスパの良い商品が多いですが、今回の2品はその中でも出色の存在。安いのにスープの味も具の量も充実しており、その上で韓国味らしさも感じられました。値上げのご時世の中で更に輝きを増すカップ麺です。

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カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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