Yahoo!ニュース

ちょい飲み聖地「日高屋」監修カップ麺「タンメン」「バクダン炒め風」食べ比べ

オサーンカップ麺ライター
「日高屋」監修の「野菜たっぷりタンメン」(左)と「バクダン炒め味ラーメン」(右)

今回レビューするのは、サンヨー食品のカップ麺「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」と「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」の2品です。
「日高屋」は関東地方に400軒以上店舗展開し、昨今の物価上昇のご時世ながら安価なメニューを供して絶大な支持を集めている大衆中華料理店です。最近はちょい飲みの聖地としても脚光を浴びており、もちろん「せんべろ」も可能。

「日高屋」は関東地方に400軒以上店舗展開
「日高屋」は関東地方に400軒以上店舗展開

今回の2品は、お店の人気メニューである「野菜たっぷりタンメン」と「バクダン炒め」の味が再現されています。どちらも定価236円(税別)ですが、スーパー等ではもっと安価、150円以下で手に入れられる場合も多いです。

「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」

「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」
「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」

まずは「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」。お店の「野菜たっぷりタンメン」は今時のラーメン一杯の価格としてはあまり見かけない570円(税込)という設定で、しかも野菜が山盛のため、「日高屋」でも特に人気の高い看板メニューのひとつとなっています。

「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」完成
「日高屋監修 野菜たっぷりタンメン」完成

豚鶏ベースの塩味のスープに野菜の旨みを胡椒でアクセントを付けています。タンメンスープらしいスッキリした味わいが特徴ですが、ややスッキリしすぎて薄味にも映ります。
そのスープに合わせるのは手打ち風の太くて縮れの強い麺。主張の強い麺のためスープの味が余計に存在感希薄に感じられました。
お店では卓上に並ぶ酢、ラー油、胡椒などで味変しながら楽しむのが定石のようなので、今回のスッキリスープでも自分で調味料を用意していろいろ試してみると良さそうです。

山盛りの野菜
山盛りの野菜

具はキャベツやもやしなどがたくさん入っており、小さめのカップの中で不自然なくらいに山盛です。良い意味で麺量とのバランスが取れていません。
スッキリなスープの味よりもキャベツの甘みの方が目立っており、薄味のスープの存在感をさらに小さくしてしまっていました。やはり酢やラー油、胡椒などで味変した方が良さそうです。

「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」

「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」
「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」

続いては「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」。お店の「バクダン炒め」の味をラーメンで再現しています。ちなみに「バクダン炒め」はキムチ味の野菜炒めで、お店で580円(税込)。生ジョッキ340円(税込)と合わせても1,000円以内で収まります。

「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」完成
「日高屋監修 バクダン炒め味ラーメン」完成

スープはキムチの風味を効かせたピリ辛しょうゆ味で、上の「タンメン味」と比べるとだいぶ濃い味となっています。キムチ味というにはキムチがちょっと弱いですが、ほぼキムチ炒め味と言って良いと思います。
白菜の旨みも効いており、厚みを感じるなかなか飲ませるスープで、合わせる麺が細めなのでスープが勝ったバランスでした。こちらは味変の必要はなさそう。

キャベツ、肉そぼろ、ニラ、唐辛子の組み合わせ
キャベツ、肉そぼろ、ニラ、唐辛子の組み合わせ

具はキャベツ、肉そぼろ、ニラ、唐辛子が入ってますが、「タンメン」のボリュームのある野菜に比べるとだいぶ貧弱。具が中心の「タンメン味」に対し、こちら「バクダン炒め味」はスープが中心の商品と言えそう。
キムチ味スープの中でニラの風味が映えており、スタミナ感のある構成でした。

野菜山盛の「タンメン」、スープが濃い「バクダン炒め味」

「日高屋」が監修したお店のメニューの味を再現したカップ麺2品でしたが、「タンメン」が野菜山盛の具に強みがあるのに対し、「バクダン炒め味」はスープの濃さが目立ちました。
手を加えずにそのまま食べるなら「バクダン炒め味ラーメン」が良さそうですが、お店で食べるのと同じようにお酢やラー油、胡椒で味変できる状況で食べられるなら「タンメン」をオススメしたいです。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

オサーンの最近の記事