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ペヤング×韓国味 激辛&粉チーズの「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」

オサーンカップ麺ライター
まるか食品「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」

ペヤングが韓国味を再現

今回レビューするのは、まるか食品の「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」。粉チーズの入った辛い焼そばで、パッケージに大きく「辛い」の文字やハングルも書かれています。
韓国のカップ麺にはコチュジャンベースの辛くて甘いソースに粉チーズをかけたカップ麺があり、今回の商品では「ペヤング」がその韓国味を再現。

「辛さレベル」は「5」
「辛さレベル」は「5」

「ペヤング」の辛い商品といえば、多くの人にトラウマ級の衝撃を刻みつけた「獄激辛やきそば」がおなじみ。
パッケージには「辛さレベル」という図が描かれており、「獄激辛」の辛さが「10」、真っ赤なパッケージの「激辛やきそば」が「8」、そして今回の商品が「5」と設定されています。

「獄激辛」も「激辛」も他社製品に比べて圧倒的に辛いので、今回の商品が「獄激辛」の半分の「5」でもまったく油断ができず、他社なら十分に激辛クラスの可能性があります。

「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」の内容物

別添袋は3つ
別添袋は3つ

「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」内容物は、別添袋が「ソース」「かやく」「後入れ調味料」の3つで、カップには麺のみ入っています。
「後入れ調味料」には「粉チーズ」が入っていますが、それよりも「ソース」の鈍い赤色がリアルで恐怖に映ります。あの「獄激辛」のソースもこういう鈍い色で、このソースを見ただけで「獄激辛」の古傷やトラウマが疼く人も多そうです。

先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態
先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態

「かやく」の袋には挽肉とキャベツが入っています。
量は十分多そうですが、いつもの「ペヤング」は他社製品に比べてかやくの量が多いので、それに比べると少なめでしょうか。

「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」食べてみた

「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」完成
「ペヤング 辛いやきそば チーズ味」完成

醤油ベースの辛いソースに、中細で縮れのついた油揚げ麺と具の挽肉やキャベツ、そして粉チーズが合わせられています。

ソースは豆板醤やコチュジャンで辛味を効かせており、先述の「獄激辛やきそば」や「激辛やきそば」ほどではないものの、他社なら十分に激辛レベルの辛さ。
実はメーカーサイトには「ピリ辛」と書かれているのですが、さすがにそれはないだろうとツッコミを入れたくなります。

韓国味を謳うならば、コチュジャンの甘みがもう少し強いとさらに再現性が増しそうですが、甘みはそこそこに留めるのがペヤング流の韓国味アレンジなのでしょうね。

真っ白な粉チーズ
真っ白な粉チーズ

粉チーズは真っ白で、粒子が細かくて甘みやミルク感が強いです。韓国のカップ麺や韓国風のフライドチキンなどでもこのタイプの粉チーズが使われており、日本でパスタにかける粉チーズとはまったく別物。

激辛なソースと甘い粉チーズによる両極端な組み合わせが、日本のカップ麺ではあまり味わったことのない韓国味らしいハーモニーを奏でていました。

挽肉とキャベツ
挽肉とキャベツ

具は挽肉とキャベツ。いつもの「ペヤング」に入っているチューブから捻り出したような鶏挽肉ではなく豚鶏挽肉が入っています。
キャベツはいつもより量が少ないので、ソースの辛さを中和できるような存在感はありませんでした。

ペヤング流韓国味

「ペヤング」が韓国味を再現したカップ焼そばでしたが、コチュジャンの甘みは控えめながら激しい辛さと甘い粉チーズの組み合わせによって日本のカップ焼そばとは一味違う異国情緒が感じられます。

一方で、公式サイトの商品説明では「ピリ辛」と書かれているのに実際はガッツリ辛かったり、いつも通りの「ペヤング」の麺が使われていたりと、随所に「ペヤング」らしさも見られる韓国味の再現でした。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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