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『手土産』で失敗しないビジネスマナー【選び方、タイミング、予算】

太田章代

研修トレーナー

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ビジネスの場では、お客様を訪問する際に、手土産を持参することもあるでしょう。そんな時に、「いつ渡したらいいの?」「紙袋はどうしたらいいの?」と迷うことはありませんか。

私は研修トレーナーをしていますが、受講者の方から上記のような質問を受けることがあります。手土産のビジネスマナーを押さえていないと、相手に対して非礼になってしまう場合もあるのです。

そこで今回は、「手土産の選び方」「渡すタイミング」「渡し方」「予算」など、手土産マナーのすべてをお伝えします。

なぜ「手土産」を渡すのか

そもそも手土産はどんな役目をするのでしょうか。手土産は、渡す相手との関係をより良くするためのコミュニケーションツールです。

それだけに適当に選んだり、渡したりできません。手土産を通して、自分のコミュニケーションのセンスが問われていると言っても過言ではありません。

手土産は「あなたとより良い関係を築きたいと思っています」という心が伝わるように、思いを込めて手渡しましょう。

どんな「手土産」が喜ばれるのか

手土産を選ぶ段階から、コミュニケーションがはじまっています。

事前に「相手の職場には何人の人がいるのか」「相手の好きなものは何か」など情報がわかっていれば、その情報に合わせて選びましょう。

たとえば、渡す部署に10人がいるとわかっていれば、少し多めに「15個入り」などを選びます。バームクーヘンなどのお菓子は切り分ける必要があるため、相手の手を煩わせます。実際、私も事務員時代に「切り分けるのも、洗い物も増えて大変」と思っていました。負担にならないよう、最初から小分けになった個包装のものを選ぶことをおすすめします。

日持ちのしない生菓子は、相手に管理の手間をかけてしまいます。賞味期限の長いクッキーなどの焼き菓子や、おせんべいなどの米菓子などが最適です。

気をつけたいのは、「買うのを忘れていたから」と、訪問先の近くで適当に選んだ手土産を買うことです。手土産ひとつで相手への気持ちが伝わるので、「相手に喜んでもらえる手土産を選ぶ」ことも仕事だと心がけるようにしましょう。

用途に合わせた「手土産」金額の目安

次に、いくらの手土産を買ったらいいのかという目安についてです。

相場は、訪問の目的や、相手とのお付き合いの度合いによっても変わってきますが、初対面の場合は「3,000円~5,000円くらい」、取引先の場合は「5,000円~8,000円くらい」が目安です。

会社によって方針も異なりますので、予算を確認してみましょう。高額すぎると相手に気を遣わせてしまうかもしれません。しかし、個人的には、今後のお取引も考えて、手土産でケチらない方がよいと思います。

いつ渡す?「手土産」のタイミング

●取引先を訪問するとき

原則は、応接室に入り挨拶が終わった後に渡します。ただし、訪問の目的が「契約の打ち合わせ」だった場合など、商談の前に手土産を渡されると、相手は圧をかけられているように受け取ってしまうかもしれません。時と場合に合わせて、「どのタイミングで渡すのか」を事前に考えた上で訪問するようにします。

●相手と会食をするとき

挨拶をして先に渡してしまうと、相手の手土産を置く場所を取ります。食事の邪魔をしてしまうので、食事が終わって帰る際に渡すのが原則です。ただ、相手の荷物が多い場合は、タクシーに乗る直前にお渡しするなど、配慮するようにします。

どちらにしても、「必ずここで」というタイミングは決まっていません。心配りをして、相手が受け取りやすいタイミングを選びましょう。

誰が渡す?「手土産」を渡す人

一人対一人の場合は直接渡せばいいのですが、相手やこちらのどちらか、もしくは双方が複数の場合は、「立場が一番上の人」同士で受け渡しをします。

どうする?「紙袋」の扱い方

●取引先を訪問するとき

紙袋は持ち運び時に、手土産に汚れやホコリがつかないようにするためのものです。相手に渡す時に紙袋のままでは失礼なので、紙袋から出し、中の品物だけを手渡します。紙袋は自分で持ち帰りましょう。

渡すときには、包装紙に絵柄やのしがある場合は、相手から見て絵柄や文字が正しく見られる向きにして渡します。

●相手と会食をするとき

相手が品物を持って帰る場合には、紙袋に品物を入れたままで、紙袋の取っ手部分に手を添えて、「紙袋のまま失礼いたします」と言いながら手渡しましょう。

一言を添えることで、「紙袋に入れたままお渡しするのは失礼ですが、持ち運びしやすいようにあえてそのままでお渡しします」という心遣いを伝えることができます。

また、改まった場では、風呂敷に包んでお持ちすると、失礼なくお渡しすることができます。

「つまらないものですが」は古い?手渡す時の言葉

さて、気になるのが、手渡す時の言葉です。

「つまらないものですが」は長く使われてきた、定番の謙遜の表現ですが、最近では使われる機会が減っています。

「お口に合うといいのですが」「心ばかりの品ですが」「〇〇で大人気のお菓子です」など、良い印象を与えながら渡すことのできる表現を選びましょう。

「手土産」基本ビジネスマナーのまとめ

●手土産は、「相手の職場の人数や好みに合わせた、日持ちする、個包装のもの」

●渡すタイミングは、訪問時は「応接室で挨拶した後」、会食時は「帰り際」

●渡し方は、訪問時は「紙袋から出し、正面を向けて」、会食時は「『紙袋のまま失礼いたします』と言って紙袋のまま」渡す

●添える言葉は、「お口に合うといいのですが」「心ばかりの品ですが」など

ビジネスマナーとは、あくまでも「相手への心配りを表したもの」です。手土産についても、形式にとらわれることなく、「どんなものなら相手が喜んでくれるだろうか」と想像しながら選び、関係がより良くなるようなタイミングを選んでお渡ししましょう。

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