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保育園の先生がもらって迷惑なプレゼント&お土産3選【現役保育士が回想】

オオタ先生保育士&幼保英検1級

現役保育士&資格マニアです。

旅行のお土産や先生の退職など、保育園の先生や保育園に対し、プレゼントやお土産をくださる保護者の方も多いです。

今回は、保育園の先生がちょっと困ってしまうプレゼントについて、保育園事情を踏まえて紹介します。

先生たちはプレゼントを喜んでいる

保護者からの贈り物やプレゼント等は、一切受け取らない方針の保育園もあると思います。
一方、保護者からの贈り物をありがたくいただく方針の保育園の方が多数派でしょう。

筆者の勤務園でもお土産などの贈り物をいただくと、職員みんなで楽しくいただいていますよ。
まず、受け取った人が「◯◯ちゃんのお家からです」などとメモを付け事務所などに保管します。特に担任にはいただき物をした旨を可能最短で伝達します。
そして、昼礼など先生たちが集まる場面で、いただきものの紹介をしつつ皆で分けるというかたちです。

保育園では物を分け合う文化あり

一般企業でもお茶菓子を分け合う文化がある企業とそうでない企業とがありますが、保育園は様々なものを分け合う文化が根づいていますね。
有給を取得したら「お休みありがとうございました」と職員全員にお菓子を配り、発表会お疲れ様でしたと園長が職員全員にケーキを買ってきてくれる・・そんな風習が根強いです。

よって、保護者の方からの贈り物も遠慮しつつも、先生たちは喜んでいただいていますよ。

微妙な個数のお菓子

保育園の先生がちょっと困ってしまうプレゼントでありがちなのが、分けるのに困る個数のお菓子です。

旅行に行った際にお土産を買ってきてくださるのは非常にありがたいのですが、例えば、職員数25人の保育園に対し12個入りのお菓子などの場合は、分け方に困ることがあります。

保護者が日頃接するのは主に担任になりますが、保育園という場所は意外にも異年齢保育や合同保育の時間が長く、1人の園児に対し多くの先生が関わっています

また、保育士の他、園長や調理師・栄養士・看護師なども子どもに深く関わっているため、12個のお菓子を誰に優先して配るのかを決めることが非常に難しいのです。

旅行に行ったからといって、お土産を買わなくてはなどというプレッシャーは全く感じる必要はありませんよ。
園児からのお土産話がとても嬉しいです。

大きすぎるお手紙

子どもや保護者の方からのお手紙、嬉しいです。筆者がいただいたお手紙は全部大切に保管しています。

一方、手紙というよりアルバム風のサイズが大き過ぎるお手紙はどうすれば良いかと迷ってしまうことがあります。

お手紙が豪華に作ってあることよりも、便箋1枚でも気持ちが伝わることがとても嬉しいのです。

匂いが強すぎるハンドクリーム

先生に個人的に贈るプレゼントとして値段的に手頃なのと、保育士は頻繁に手を洗うので手荒れしやすいという理由でハンドクリームをくださる場合があります。

ハンドクリーム、とても嬉しいのですが匂いが強すぎると園児から「◯◯先生の手から匂いがするー!」と言われてしまうので、保育中は使えないことがあります。

手作りのお菓子

保育園の先生は基本的にお菓子が大好きですが、手作りの品は避けるほうが無難です。
アレルギーの持病がある園児が在園していることがあるため、お菓子をプレゼントするなら市販品をおすすめします。

【番外編】みんな大喜び梅干し

これは先生へのプレゼントにはどうなんだろうと思われがちながら、喜ばれていたのが樽いっぱいの梅干しです。
いただき物で大量の梅干しをもらったものの家庭では食べ切れないので保育園の先生たちでどうぞということでいただきました。

保育園の先生たちは園児たちと一緒に園児たちと同じ給食を食べますが、子供用の味付けなので大人には薄味です。ご飯に梅干しを乗せて食べたら美味しかったです。

まとめ

保育園の先生がちょっと困ってしまうプレゼントについて紹介してきました。

保育園での仕事ではハサミなど大量の文房具を使い、道具をシェアするということが当たり前の文化です。いただき物や美味しいものも全員でシェアしていただくので、プレゼントやお土産は喜ばれていますよ。

先生や保育園に対するプレゼントとして喜ばれたものについて、「現役保育士が回想!もらって嬉しかったもの」という記事でも紹介しているので、合わせてご覧くださいね。

保育士&幼保英検1級

現役の保育士&資格マニアです。「うちの子保育園で何してる?」をテーマに保育園のリアルを伝えます。また、子育てに活かせる保育園のノウハウも提供しています。 幼保英語検定1級・TOEIC 875

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