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【保育園行きたくない】登園しぶりの5大理由を現役保育士が解説【発表会の練習が原因かも】

オオタ先生保育士&幼保英検1級

現役の保育士&資格マニアです。

保育園で毎朝、園児の登園受け入れをしていると、登園しぶりの子が増える時期や要因が体感で分かります。
季節で分けると春と冬ですね。

今回は、保育園への登園しぶりが増える時期や要因を、現場の人目線でお伝えします。

入園直後「知らない人ばかりで嫌」

大人でも初めてきた場所、初めて話す人達との交流はストレスに感じますよね。
子供も全く同じで、入園後しばらくは登園しぶりが続きます。
一方、入園初日からおやつをパクパク食べて笑顔を見せるような子は、一見慣れるのが早いのかと思いますが要注意
頑張りすぎていることが多いので、少し慣れてきた数週間後から突然登園しぶりが始まることがあります。

寒い冬や雨の日「外は寒いし暗いから行くの嫌」

寒い冬より暖かな春や秋、雨の日よりは快晴の方が身が軽く感じられるのは大人も子供も同じです。
冬が近づいてくると、園児全体の登園時間が遅くなる傾向が、登園しぶりで泣きながら登園する子が増える傾向が見られます。
そんな日はお気に入りのキャラ付きのニット帽やお気に入りの傘など、外に出るのが嬉しくなるアイテムと共に保育園に来てくださいね。

月曜日「あと何回保育園行ったら次のお休み?」

月曜日の朝「ああ、仕事が始まってしまう・・」とため息をつくのは大人も子供も同じです。
月曜日の朝は、圧倒的に登園しぶりの子が増え、ママ・パパと泣きながらしばしのお別れという子が出てきます。

発表会など行事の前「上手く踊れないと注意されるから嫌」

保護者の目線だと意外と盲点なのが、発表会や運動会に向けた練習をしている時期です。
保育園では他にもクリスマス会や誕生日会など毎月行事が行われますが、保護者を園にお呼びして観覧してもらう行事は準備にかける時間が別格です。
園児と保育士だけで行う行事は、リラックスするのか先生たち自身が楽しんでいる様子がよく伝わります。
一方、保護者をお呼びする行事は、絶対に失敗できない行事として何度もリハーサルや反省会を重ね、先生たちも緊張しながら当日を迎えます。
練習にも気合が入るので、発表会のお遊戯などは苦手という子からすれば「今日も発表会の練習があるから保育園行きたくない!」となってしまうのですね。

お友達との喧嘩の翌日「◯◯くんとケンカしたから行くの嫌」

大人と同様、子どもたちも人間関係に悩んでいます。保育園の子どもたちも、お友達とケンカをしたり、お友達に嫌なことをされた翌日は登園したくなくなります。
ただ、「保育園で育った子の5大特徴を現役保育士が紹介」という記事でも紹介していますが、保育園の子どもたちはお友達との折り合いをつけるのが上手く、お友達との仲違いも時間が解決することが多いため心配しないで大丈夫です。

まとめ

保育園への登園しぶりが増える時期や要因を、現場の人目線でお伝えしてきました。
登園を嫌がって泣いている我が子を見ながら仕事に向かうのはつらいものです。
一方、子どもたちの適応能力はすばらしく、登園後20分もすればピタッと泣き止み遊びに集中できているため過剰な心配は不要ですよ。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回は「【保育園の昼寝長すぎ問題】子どもが寝てる間先生たちは何してる?現役保育士が解説」というテーマで記事を公開予定です。下のプロフィール欄からフォローいただくと記事が見つかりやすくなります。

保育士&幼保英検1級

現役の保育士&資格マニアです。「うちの子保育園で何してる?」をテーマに保育園のリアルを伝えます。また、子育てに活かせる保育園のノウハウも提供しています。 幼保英語検定1級・TOEIC 875

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