保育園の持ち物への名前 書き方を現役保育士が解説【先生ウケばっちり】
現役保育士&幼保英検1級です。
洋服からタオル、靴、布団まで保育園には様々な用品を持っていく必要があります。
そして、ほぼすべての保育園で口酸っぱく依頼されることが「記名をお願いします」でしょう。
実際、全く同じ服や下着を持っている園児は多く、クラス単位で一斉に着替えなどをするため、名前が書いていないと誰の持ち物か全く区別できません。
今回は、保育園の先生目線で見やすく・分かりやすく・ありがたい記名の位置や方法を図解で解説します。
Tシャツやトレーナーへの名前の書き方
Tシャツやトレーナーなどは、服の内側についているタグに記名をしてくださっている家庭が多いです。
保育士はタグ部分の名前を見て、誰の持ち物かを判断します。
内側のタグへの記名で全く問題ないのですが、さらに首の裏についているタブにも記名があると、とてもありがたく、配慮のある良い保護者さんだなと思います。
わざわざTシャツの裏をめくらなくても名前が見えるためです。
靴への名前の書き方
靴の場合、スニーカーだとベロ部分の内側に記名している家庭が多いです。
実際、子供用の靴だとベロの内側に名前欄を設けている靴も多いですよね。
ただ、保育園の先生目線だとかかとの部分、ベロをめくらなくても良い位置に名前が書いてあるとありがたいですね。
見える位置にフルネームを書くのがためらわれるようなら、下の名前だけでも良いですよ。
布団への名前の書き方
布団への記名のやり方や大きさは家庭によって様々です。
服などと同様、タグ部分に記名している場合もあれば、布団の中央部に大きく縫い付けなどで記名してくださっている場合も。
保育士目線では、やはり布団に大きく記名してくださっているのが一番ありがたいですね。
布団もクラス内で全く同じ布団を使っている子がいることが少なくありませんが、大きく記名がしてあると、たとえ1歳・2歳児でも文字の形などで自分の持ち物と認識して、自分の布団に向かっていきますよ。
また、布団への名前書きで良くあるのが、シーツだけに記名し中綿布団への記名を忘れているパターンです。
おねしょ等でシーツだけを取り外し、保育園で洗濯することがあるためシーツだけではなく、中綿布団にも記名をお願いしたいです。
靴下への名前の書き方
靴下の場合、記名のやり方や大きさは家庭によって様々です。
ゴムの部分の内側だったり、つま先付近だったりします。
記名の方法以前に、靴下は特に記名漏れが多い!
すぐ汚くなり買い足すことが多いため、記名を忘れてしまうのですね。
持ち主が分からず「これ誰のですかー」と持ち主不明アイテム入れのボックスに入れられているのも靴下が一番多いです。
靴下に関しては、保育士目線ではどこに記名があっても大して問題はないのですが、やはりめくらなくても済む場所に大きく記名がしてあるとありがたいです。
クラスに同名の子がいないのであれば、下の名前だけでもとにかく読めるように記名してほしいですね。
リュックへの名前の書き方
リュックは、内側などに記名欄があることが多く、その欄に名前を書いてくださっている家庭が多いです。
リュックは同じものを持っている子が比較的少なく、かぶることが少ないアイテムなので、どこかに名前さえ書いてあれば大丈夫です。
強いて言えば、他のアイテムと同様に、リュックの中を開けなくても済む場所に名前が書いてあると保育士目線ではありがたいです。
リュックでありがちなのが、記名の問題よりもキーホルダーの問題です。
じゃらじゃらといくつもキーホルダーやお守りがついているリュックがありますが、ロッカーに引っかかったり、先端だけ落ちてなくなって揉めるなどの原因となるため、1つ程度にとどめましょう。
0-2歳児であっても、お友だちのカバンのキーホルダーは気になるもので、良く触っています。取れてしまった場合は誤嚥する可能性もあるため、カバンにぶら下げるものはお守り程度がありがたいですね。
まとめ
現役の保育士目線で見やすく・分かりやすく・ありがたい記名の位置や方法を図解で解説してきました。
記名をするときにつかう道具については「保育園の現役先生が訴え!お名前シールとスタンプのどちらにすべきか」という記事で紹介していますので、合わせて参考にしてくださいね。
保育園の先生たちは持ち物への名前の書き方からも、保護者の人となりを推察しています。持ち物への記名に気を配ることは、保育園との信頼関係を構築する一助となるはずです。