現役の保育士＆資格マニアです。

子どもがいると行けない場所や行きにくい場所の筆頭は、美容院とお買い物です。

保育園に子どもを預けて美容院通いや買い物はできるのか、また私用で保育園を利用する場合の注意点を現役の保育士が解説します。

私用での利用ルールは保育園による

保育園とは「親の就労などにより保育に欠ける子どもを保育する」ための施設です。
本来の保育園の目的に照らし合わせれば、美容院や買い物などの私用は保育園の利用理由にならないはずですが、実際は、子どもを預けない限り美容室には出かけにくいですよね。

このような私用による利用ルールは保育園によって様々です。
お迎えの前に買い物をするなどの私用利用は原則禁止という園や、暗黙の了解でOKとしている園などがあります。

こっそり美容院は絶対にバレる

先生には何も告げず、保育園に子どもを預けた後で美容院に行ったとしても、お迎えの際は先生たちがいつもと同じように接してくれるはずです。
ただし、髪型が朝と変わっているので十中八九、美容室に行ってきたんだなとバレます。降園後、先生たちは「◯◯くんママ、美容院行ってきたんだね」などと話しはじめるかもしれません。

美容院に行ったのか髪が短くなってお迎えに登場した1歳児さんのママ。いつものように「りょうくーん」と我が子を呼ぶも、いつもと違うお顔に別人と思ったのか、お子さんは抱っこされて大泣きしていたことがありました（笑）。

買い物や美容院に行ったなら少し早めのお迎えが吉

子どもを預けての買い物や美容院、禁止している保育園以外では全く問題ないのですが、先生たちの心象という側面から言えば、そんな日は「いつもより早めのお迎え」をしておくのが吉です。

仕事の日のお迎えが17時だとして、美容院に行った後、どうせなら17時までゆっくりしてからお迎えに行こうと思いがちですが、30分でも1時間でも早くお迎えに行くだけで先生たちの心象はだいぶ良くなります。

いつもより早いお迎えで、一生懸命早くお迎えに来ようとしてくれたことが先生たちに伝わり、「誰だって子どもがいないうちに美容院行きたいよね」と共感してもらえます。

仕事休みや在宅勤務は先生にバレている

仕事の休みや在宅勤務であることが、言わなければ先生たちにバレないと思っている方がとても多いように見えますが、間違いなく先生たちにはバレています。

仕事だと言っていた保護者が、美容室で保育園の非番の先生とばったり。翌日「◯◯ちゃんママ、昨日△△美容室で会ったよー。仕事だって言ってたのに」などと噂されてしまいます。
また、いつもと違う服装だったり、登園の後に保護者が向かった方向がいつもと違うなどからも仕事休みということが先生にはバレます。

多くの保育園では仕事が休みの日に保育園を利用することは禁止していないはずですので、仕事などと嘘をつくことは止めておくのが得策です。
詳しくは「保育園に在宅勤務や仕事休みはバレる？」という記事でも触れていますので合わせてご覧くださいね。

まとめ

保育園に子どもを預けて美容院や買い物はできるのか、また私用で保育園を利用する場合の注意点を現役の保育士の立場から解説してきました。

保育園の先生たちは、在宅勤務などはありえず、仕事中にちょっと外出するなどということが全くできない環境で勤務しています。
子どもを保育園に預けながら美容院や買い物に行った場合でも、「急いで迎えに来ました」という誠意を見せることで先生たちからの心象がだいぶ良くなりますよ。