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水盤に映し出される本堂が美しい…!東京で訪れたい個性のある3つの寺

otoホリデーノート運営

こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、東京で訪れたい、個性ある3つのお寺をご紹介します。ガイドブックで大々的に取り上げられるわけではないけれど、休日のお出かけに足を運びたいお寺です。

1. リフレクションが美しい!港区にある「瑞聖寺」

右に見えるのが本堂(大雄宝殿)
右に見えるのが本堂(大雄宝殿)

白金台駅から徒歩2分ほどの場所にある「瑞聖寺(ずいしょうじ)」。春には桜が美しいお寺でもあります。寛文10年(1670年)に創建された由緒あるお寺で、本堂(大雄宝殿)は、東京にのこされた本格的な仏堂建築として、国の重要文化財に指定されています。

大雄宝殿から眺める庫裡
大雄宝殿から眺める庫裡

SNSを賑わせているのが、隈研吾氏が設計を手がけた「庫裡(くり)」です。庫裡とは台所のこと。瑞聖寺では事務所などの役割を果たしています。2020年に創建350年を迎えた際、老朽化していた庫裡をリニューアルしようと隈研吾氏に依頼したのだそう。

リフレクションする大雄宝殿が美しい
リフレクションする大雄宝殿が美しい

庫裡は一辺が開かれたコの字型。水盤が大雄宝殿をリフレクションしている様子がとても美しく幻想的です。水盤に設置されているプラットフォームは、この場所でパフォーマンスされることを想定して作られたそう。

瑞聖寺
住所:東京都港区白金台3-2-19
電話番号:03-3443-5525
開門時間:9:00~16:30
公式サイト(外部リンク)

2. まねき猫であふれかえる!世田谷区にある「豪徳寺」

参道の松並木
参道の松並木

お寺の名前と同じ小田急線「豪徳寺駅」が最寄駅かと思いきや、一番近いのは東急世田谷線「宮の坂駅」で、駅から徒歩5分ほど。豪徳寺駅からは徒歩15分ほどになります。山門までつづく参道の松並木が美しいですね。

外国人観光客にも人気の「豪徳寺」は、あたり一面を埋め尽くす招き猫に驚くお寺です。招き猫を見ることができるのは「招福殿」です。

豪徳寺は招き猫発祥の地とされる場所のひとつ。その昔、お寺の前を通りかかった鷹狩り帰りの井伊直孝が、門前にいた猫に手招きされてお寺に立ち寄ることに。お寺で過ごしていると雷がなりはじめ、猫のおかげで雷雨を避けられたことに感動したのだそう。

その後、井伊直孝の支援により、豪徳寺は寛永10年(1633年)に復興。以来、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする場所として「招福殿」が建てられました。

両側にズラリと招き猫が並ぶ光景は、写真映えするとしてとくに人気のスポットです。

豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
電話番号:03-3426-1437
拝観時間:6:00~18:00(3月下旬〜)/6:00~17:00(9月下旬〜)
公式サイト(外部リンク)

3. 風情がありすぎる!杉並区の「堀之内妙法寺」

祖師堂
祖師堂

3つ目にご紹介するのは、杉並区にある「堀之内妙法寺」です。東高円寺駅から徒歩15分ほどの場所にあります。「やくよけのおそっさま」と呼ばれる厄除けのお寺で、山門(仁王門)をくぐった正面にある「祖師堂」がメインのお堂になります。

風情のある境内
風情のある境内

堀之内妙法寺と言えば、参拝に訪れた人が「こんなに風情のあるお寺があったなんて!」と驚きます。祖師堂、本堂などの各お堂が回廊でつながれており、時おり、袈裟をまとったお坊さんが廊下を歩いているのが見えます。

奥に見えるのは「本堂(三軌堂)」です。三軌とは、如来の衣・座・室のことで、法華経を信じ説く人が持つべき3つの心がけを指しているのだそう。

仁王門とは反対にある裏門。ずらりと灯籠が並んでおり風情があります。初夏には紫陽花が彩りを添えることでも有名です。

鉄門
鉄門

国の重要文化財に指定されている「鉄門」も見応えがあります。近代日本の建築に大きな影響を与えたイギリスの建築家、ジョサイア・コンドル博士が設計を担当。極彩色の鳳凰が目を引きます。

堀之内妙法寺
住所:東京都杉並区堀之内3-48-8
電話番号:03-3313-6241
開門時間:9月23日~3月20日 6:00~16:30/3月21日~9月22日 5:30~17:00
公式サイト(外部リンク)

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