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雪のなか咲く冬ぼたんが美しすぎて…「上野東照宮ぼたん苑」が貴重な雪景色に包まれる

otoホリデーノート運営

こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、珍しい雪景色に包まれた「上野東照宮ぼたん苑」をご紹介します。

上野東照宮ぼたん苑があるのは、上野公園内。上野公園は1873年(明治6年)に開園した歴史ある公園で、平日でも外国人観光客をはじめ多くの人で賑わいます。

東京に雪が降ったのは2024年2月5日。その2日後の2月7日に「上野東照宮ぼたん苑」へ足を運び、貴重な雪景色に包まれた苑内の様子を撮影してきました。

貴重な雪景色の「上野東照宮ぼたん苑」をご覧ください!

上野東照宮ぼたん苑では、毎年、春と冬に牡丹を楽しむことができます。一般的な牡丹は春(4〜5月)に咲きますが、初冬に咲く二季咲きの品種もあり、”寒牡丹”と呼ばれています。寒牡丹は寒い時期に自然に咲くもので、一方の”冬牡丹”は、春牡丹を人為的に抑制させて、寒い時期に咲かせるようにしたものです。

上野東照宮ぼたん苑では40品種160株の冬牡丹が咲いています。霜よけのための”わらぼっち”に守られて咲く、色とりどりの牡丹がとても可愛らしいです。

160株って多いの?少ないの?と思うかもしれませんが、関東最大級の規模。想像していた以上に見応えがあり、歩いても歩いても、まだ先が続くという感じ。牡丹が咲く迷路を歩いているような感覚です。

大きな花を咲かせる牡丹は”百花の王”と称されます。艶やかで、貴婦人のような美しい佇まいに魅了されてしまいます。

俳句の立て札
俳句の立て札

冬牡丹とともに、随所に俳句が書かれた立て札が設置されています。

黄冠
黄冠

牡丹は香りが弱い花ですが、黄色い牡丹は、他の牡丹より香りが強い品種だそうです。顔を近づけてみると、たしかにホワンと甘い香りがします。

上野東照宮ぼたん苑では、五重塔を借景にした情緒ある風景も楽しめます。

上の写真では、背後に石灯籠が複数並んでいるのがわかります。上野東照宮には200基以上の石灯籠があるのだそう。

雪に包まれた「上野東照宮ぼたん苑」はまさに期間限定の景色

「上野東照宮ぼたん苑 冬ぼたん」の会期は2024年2月25日までですが、雪景色に包まれた風景を見られるのは、雪が残っている間だけと貴重な期間になります。

もしかしたら、会期中にまた雪が降ることがあるかもしれませんが、その際は、雪が落ち着いた頃に、足元に気をつけながら、お出かけください。

真っ白な雪のなか、鮮やか色をした大きな牡丹が咲く風景は、一度は見てみたい感動の景色です。

苑内には紅梅やロウバイも咲いており、早春の訪れも感じることができます。

上野東照宮ぼたん苑 冬ぼたん

住所:東京都台東区上野公園9-88

電話番号:03-3822-3575

アクセス:JR「上野駅」公園口より徒歩5分/東京メトロ千代田線「根津駅」より徒歩10分

会期:2024年1月1日(月)〜2月25日(日)

開苑期間:午前9時30分~午後4時30分(入苑締切)

入苑料:大人(中学生以上)1,000円/団体 (15名以上)800円/小学生以下無料

公式サイト(外部リンク)

ホリデーノート運営

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