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都心に広がる黄色い絨毯!ビル群を借景にした「浜離宮恩賜庭園」の菜の花畑はまだまだ見頃

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こんにちは、「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、「浜離宮恩賜庭園」へお出かけし、菜の花畑を堪能してきました。

浜離宮恩賜庭園があるのは、新橋駅から徒歩12分ほど。汐留駅からは7分ほどです(大手門口から入園する場合)。浜離宮恩賜庭園は徳川将軍家が所有していた、江戸時代の代表的な大名庭園で、面積は25ha。東京ドーム5個分以上の広さを誇ります。

「浜離宮恩賜庭園」の菜の花畑・見頃は2月下旬〜3月中旬ごろ

浜離宮恩賜庭園にはお花畑と呼ばれるエリアがあり、早春には菜の花、夏から秋にかけてはコスモスが楽しめます。例年2月下旬〜3月中旬ごろまでは、黄色い菜の花畑の出番。2024年の冬は暖かいこともあり2月中旬ごろには菜の花が咲いていたようです。この記事の写真は3月2日に撮影したものですが、まだまだ見頃が続いています。

浜離宮恩賜庭園がとても広いので、菜の花畑が小さく感じてしまいますが、いざ菜の花畑を目の前にすると、都心でこれだけの広さの菜の花畑が楽しめるなんて貴重だと感じます。

象徴的なのが、高層ビルを借景にした菜の花畑であること。あまりにのんびりとした時間が流れている庭園ですが、日本テレビがあることで知られる汐留のビル群が、ここが東京であることを思い出させます。

菜の花畑の間を縫うように道が作られており、菜の花に囲まれたひとときを過ごすことができます。

菜の花畑のすぐそばには、梅の木が並んでいました。残念ながらこのエリアの梅は見頃が過ぎてしまいましたが、2月に訪れていたら、菜の花と梅を同時に写真におさめることができていたでしょう。

「浜離宮恩賜庭園」の見どころ

とにかく広い「浜離宮恩賜庭園」は、見所がたくさんあります。歩きやすい靴でのお出かけをおすすめします。

旧稲生神社と梅

菜の花畑のすぐ近くにある「旧稲生神社(きゅういなぶじんじゃ)」。現在はご神体はなく、お社だけが残っている状態です。石でできた鳥居と、梅のコントラストが美しいです。

梅林

菜の花畑からほど近い場所には梅林があります。こちらの梅も、見頃がやや過ぎた感じもしますが、まだまだ楽しめます。

三百年の松

大手門口から入園すると、すぐ近くにある「三百年の松」。間近でみると、圧巻の大きさに驚きます。およそ300年前の宝永6年(1709年)に、6代将軍徳川家宣(とくがわいえのぶ)が植えたと言われる松で、都内最大級の黒松だそう。

富士見山

富士見山からの眺め
富士見山からの眺め

小高い丘になっている「富士見山」。かつては富士山が見えたそうですが、現在は見えません。しかし庭園を眺める絶好のスポットで、「潮入の池」や「中島の御茶屋」をまるごと撮影できる、園内でもおすすめの撮影スポットです。

中島の御茶屋

中島の御茶屋は、「潮入の池」に浮かぶ御茶屋。こちらでは、池を眺めながら、お抹茶または甘酒と、上生菓子でひと息つくことができます。上生菓子は季節によって変わります。

潮入の池は、海水を引き込んでいる池です。東京湾の水位にあわせて、水門を閉じたり開いたりして調整をしています。

松の御茶屋

浜離宮恩賜庭園には、先に紹介した「中島の御茶屋」のほか、「鷹の御茶屋」「燕の御茶屋」、そして「松の御茶屋」と4つの御茶屋があります。

松の御茶屋は、潮入の池を見渡す絶好の場所に建っており、中へ入ることができませんが、外から中を眺めることができます。

明治2年(1869年)に、英国公使パークスとの会食場として使われたそう。平成22年(2010年)に復元されました。

濱見世と休憩所

濱見世とは売店のことです。三色団子をはじめとした和菓子やドリンクを販売しており、すぐ近くには屋根のついた休憩所があります。

花木園
花木園

休憩所は、花木園の花を眺めることができるように建てられています。

「浜離宮恩賜庭園」の所要時間は1時間〜1時間30分

筆者は園内で食べたり、休憩したりはしませんでしたが、菜の花畑をメインに楽しみ、園内の見所を巡っていたら、ちょうど1時間ぐらい。「もうそんなに時間が経ったのか!」と時計をみて驚きました。

菜の花をはじめとする様々な花や、日本の美しさを堪能できるたくさんの松、癒しの水辺、歴史ある建物と、変化にとんだ景色が楽しめるので、あっという間の1時間でした。

「浜離宮恩賜庭園」の菜の花畑を見に行こう

大手門
大手門

筆者は大手門口から入園しましたが、園内に入ってすぐ、黄色い菜の花畑が見え、気持ちが昂りました。

菜の花の見頃が過ぎる頃には、今度は桜が楽しめるそうです。

橋を渡ると浜離宮恩賜庭園があります
橋を渡ると浜離宮恩賜庭園があります

浜離宮恩賜庭園の入口へは橋を渡ってアクセスします。浜離宮恩賜庭園は東京湾や築地川、汐留川と四方を水辺に囲まれているのです。

浜離宮恩賜庭園
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
アクセス:都営地下鉄大江戸線「築地市場」(E18)「汐留」(E19)・ゆりかもめ「汐留」下車 徒歩7分/JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩12分
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:一般300円/65歳以上150円
公式サイト(外部リンク)

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