アスパラは「立てて保存して下さい!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
いきなりですが、「年間7000本」←これは一体なんの数字か皆さん予想してみて下さい!
実は…この数字、私が年間に調理したアスパラの本数です。私が勤めているお店では年中、アスパラ料理を提供しています。
毎日、沢山のアスパラに触れていると色々分かってきます。今回はその中でも特に重要な事である「保存方法」についてのお話です。
アスパラが好きな方はぜひ最後までお付き合い下さい!
今回の目次
- まだ、生きてます!
- アスパラの正しい保存手順
- 冷凍保存
- まとめ
まだ、生きてます!
皆さんはアスパラを“どのような状態”で保存していますか?
アスパラガスは形が細長いため、保存する際は、つい寝かせた状態にしてしまいがちではないでしょうか。しかし、タイトルにも書かれてある通り、アスパラは寝かせた状態で保存してはいけません!
なぜなら、アスパラは収穫されても、まだ生きているからです。
生きている=成長しようとする
アスパラは収穫されても成長しようと奮闘中です。
そのため…横に寝かせて保存すると、穂先を起こそうとして、栄養を使ってしまいます。その結果…鮮度が落ちたり、味が損なわれます。
アスパラの正しい保存手順
寝かせて保存しないという事は、立てて保存すれば良いという事です。
また、立てる以外にもポイントがいくつかありますので、それも解説しながら保存手順をお伝えしたいと思います。
①軽く濡らしたペーパータオルや新聞紙で包む。
②ビニール袋に入れて軽く口を閉じる。
③冷蔵室で、立てて保存する。
※保存期間は5日ほど
アスパラは乾燥と湿気に弱い食材です。
また、アスパラの保存に適した温度は、他の野菜に比べて少し低めの2.5度だと言われています。野菜室の温度は冷蔵室よりも高めに設定されていることが多いので、アスパラは野菜室でなく、冷蔵室での保存がオススメです!
冷凍保存
アスパラはあまり日持ちしない野菜ですが、冷凍をすると「長期保存」が可能になります。しかし、デメリットもあります。それは…食感が劣ること!
冷凍したアスパラはどうしても、食感が悪くなってしまいます。しかし、調理法によってはあまり気にならない場合もあります。調理法は後ほど紹介します。
①根元の部分を少し切り落とす。
②根元の硬い部分の表面をピーラーなどで削る。
③食べやすい大きさに切る。
④冷凍用ジッパー袋に入れて密封し、冷凍する。
※保存期間は1ヶ月ほど
また、使う際は解凍せずにそのまま使う事が出来ます!
冷凍したアスパラのオススメの調理法は「天ぷら」や「スープ」です。
まとめ
- アスパラは収穫された後も生きている
- 寝かせないで、立てる
- アスパラは乾燥と湿気に弱い
- 野菜室でなく、温度が低い冷蔵室で保存する
- 冷凍保存は1ヶ月間の長期保存が可能だが、食感が悪くなる
- 冷凍したアスパラのオススメの調理法は「天ぷら」や「スープ」
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