さつまいもに黒い汚れが!「食べられるの?」「食べられないの?」元スーパーの店員が解説
さつまいもは、秋から冬にかけておいしさを増してきますよね。
2月のさつまいもはねっとりとした追熟されたものも多く、家庭で簡単に美味しい焼き芋を作れるのも魅力のひとつ!
さて、そんなさつまいも、「黒い汚れ」が皮にベタっと付いていることありませんか?スーパーで青果主任をしていたときに、お客さんから「傷んで食べられないのでは?」と質問を何度か受けたことがあります。
そこで今回は元スーパーの青果担当だった「ぱるとよ」がその質問にお答えしますね。
黒い汚れとは?
まず前提として、黒い汚れとは何をさすのかについて説明しますね。
写真のように、さつまいもの皮に黒くて蜜のようなものを、黒い汚れと表現しています。
さつまいものキレイな紅色の皮に、ベタっとした黒色の汚れがあると見た目もあまり良くないですよね。
実際に食べてもいいのか?悩まれる方もいると思います。
結論:食べられます!
黒く汚れたさつまいもは、食べられます。
黒い部分は、硬く固まっている場合もありますので、料理に使う場合は取り除いてあげればOKです。
また、焼き芋にするときは、そのまま気にせず焼いてくださいね。
焼き芋を皮ごと食べる方で、黒い部分が気になる方は剥いて食べてください。
黒い汚れの正体とは?
さつまいもの皮に付いている黒い汚れの正体は、いったい何なのか?気になりますよね。
さつまいもの収穫時、輸送時に表面にキズがついてしまうと、ポリフェノールの一種のヤラピンが溶出し、さつまいもの皮に多く含まれるクロロゲン酸と反応して黒く変色します。
【補足】
ヤラピンは、さつまいもを切ったときに出てくる白い成分で、便秘解消を期待できる成分です。
まとめ
今回は、「さつまいもの黒い汚れは食べられるのか?」について解説しました。
結論:食べられます。
気になる方は、お店でチェックしてくださいね。
生活に役立つ「食材」の裏ワザ・豆知識
上記リンク先は外部サイト(ぱるとよ)へ移動します。