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「ほうれん草」は買ったまま冷蔵庫へ・・・はNG!長持ちする保存方法を、元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

ほうれん草は、ゆでて水気を絞るだけですぐに副菜になる便利な野菜ですよね。

しかし、そんなほうれん草ですが、すぐに傷んでしまうのが難点ではありませんか?

特にはだかのままのほうれん草を冷蔵庫にポイっと入れたり、袋に入っていても上部が開封しているものをそのまま冷蔵庫に入れると傷みやすくなるのをご存じでしたか?

そこで今回は、ほうれん草を「なぜ買ったまま冷蔵庫に入れではダメなのか?」と「オススメの保存方法」を元スーパーの店員だった「ぱるとよ」がご紹介しますね。

なぜ、ほうれん草を買ったまま冷蔵庫に入れてはNGなの?

スーパーで販売しているほうれん草には次のような荷姿が多いです。

1)袋入り(閉じている)
2)袋入り(上部が開いている)
3)はだかのまま

このようにほうれん草には3つの販売形態があります。今回ご注意していただきたいのが、2)袋入り(上部が開いている)、3)はだかのままです。

ほうれん草は、風に当たるとすぐに萎びてしまうほど繊細な野菜です。そのまま冷蔵庫に入れると冷蔵庫の冷風にあたると、ほうれん草のみずみずしい葉の水分がなくなり萎びてしまいます。

2)袋入り(上部が開いている)のほうれん草なら大丈夫では?と思うかもしれませんが、開いている上部から風にあたります。

その結果、写真のように葉の上部が萎びて傷んでしまいます。

オススメの保存方法:はだかのままのほうれん草

はだかのままのほうれん草は、購入時にスーパーや青果店で無料で手に入るポリ袋に入れるのをオススメします。

帰宅後はそのまま冷蔵庫に入れてOKです。肝心なのは、冷蔵庫の冷風からほうれん草を防ぐことです。ポリ袋で冷風から遮断するだけで、ほうれん草は長持ちしますよ。

もう少し時間がある方は、上記写真のようにキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れるとより長持ちしますよ。

それでもほうれん草は傷みやすい野菜です。できるだけ早めに食べてくださいね。

オススメの保存方法:袋入り(上部が開いている)

次にご紹介するのは、袋入り(上部が開いている)のほうれん草の保存方法です。

前述の通り、開いている上部から冷風が入りほうれん草が萎びてしまうこともあります。

そこでオススメするのが、開いている上部を織り込んでシールでとめて冷蔵庫で保存する方法です。

たったこれだけで、ほうれん草を冷蔵庫の冷風から防いでくれて、鮮度も長持ちしますよ。

家に帰ってシールを貼るのが面倒!と思う方は、購入後に買い物袋に詰めるときに、開いている上部をシールするのをオススメしますよ。

スーパーのサッカー台(買い物袋に購入商品を詰める台)に、セロハンテープが用意されていますので、そちらを使うといいですよ。

【補足】スーパーによっては、上部が開いているほうれん草の上部をシールでとめて冷風が入らないようにしているお店もあります。

まとめ

今回はほうれん草の保存方法をご紹介しました。

しかし、ほうれん草は傷みやすい野菜ですので、できるだけ早めに食べてくださいね。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながらフリーランスとして活動中。

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