卵は、”室温” or ”冷蔵” どっちで保存?鮮度が悪くなるNGな保存方法3つ
値段が高くなってきても、まだまだ家計の強い味方の「卵」!
タンパク質などの栄養成分をしっかりと摂れて、調理の幅も広いので常備されている方も多いのではないでしょうか?
でも、保存方法には混乱することも多いと思います。
「室温で良いのか、それとも冷蔵庫で保存するのか?」
「卵の向きにも鮮度に影響があるのか?」
などなど、
この記事では、卵のNGな保存方法を紹介しながら、正しい方法も一緒に解説していきますね。
知っておくと、卵が鮮度を保つことができ食材の無駄も防げますよ。
NGな保存方法1:室温で保存
まず最初に卵は「室温で保存?」か「冷蔵庫で保存か?」迷われる方も多いと思います。
スーパーで販売されている卵は、室温、冷蔵それぞれ販売されていますので、どっちが正解なの?と混乱することもありますよね。
結論からお伝えすると、卵は「冷蔵庫(10度以下)で保存」してくださいね。
近所の大手スーパーで販売されている卵をすべてチェックしましたが、ほぼすべて上の写真のように「お買い上げ後は冷蔵庫(10度以下)で保存して下さい。」と明記されていました。
このように卵メーカーも冷蔵庫で保存を定めています。
なぜスーパーでは卵を室温で販売しているのでしょうか?
基本的に卵は、室温でも保存はできます。ただし、冷蔵保存より品質劣化が早くなりやすいです。では、なぜスーパーでは卵を室温と冷蔵で分けているのでしょうか?
それは、販売スペースの問題です。多くのスーパーでは売れ筋の価格が安い卵を室温で、高い卵を冷蔵で販売していることが多いと思います。
卵の冷蔵ケースにはスペースに限りがありますので、売れ筋の安い卵は室温で販売されています。しかも、安い卵は回転(仕入れてから売り切れるまで)が速いので、室温で販売しても品質劣化が少ないと考えられます。
また、よく売れる安い卵は大量に仕入れるために、カートで納品されます。そのまま陳列ができて、店員の陳列する負担を軽くできるお店側のメリットがあります。
その分手間がかからないので、安く価格が設定されてお得に購入できる点は、お客さんのメリットですよね。
NGな保存方法2:冷蔵庫のドアポケットで保存
冷蔵庫で保存すればOKなのは分かったけど、冷蔵庫のどこで保存すればいいのか?疑問に思ったことありませんか?
多くの冷蔵庫には、取り出しやすいように冷蔵庫のドアポケットに卵を置くスペースが設置されています。わが家の冷蔵庫にもあります。
意外と知られていないのですが、冷蔵庫のドアポケットに保存するのはやめたほうがいいんです。
卵は温度変化が頻繁にあると品質劣化が進んでしまいます。特に暑くなると麦茶などドリンクを取る回数が増えて、冷蔵庫の開閉が多くなりますよね。
外気に直接触れるドアポケットは温度変化が激しいので、卵の保存場所としてはおすすめできないんです。
おすすめは、冷蔵庫の奥で保存すること!冷蔵庫の開閉が行われても、ドアポケットに比べて温度変化は少ないので、鮮度を保ちやすくなります。
NGな保存方法3:卵の尖った方を上にして保存
卵は両端が同じ形ではなく、尖った方と丸い方になっていることをご存知ですか?
スーパーなどで売られている卵パックは、尖った方を下にしてパッキングされています。その理由は、卵を割れずらくするのと、品質劣化を抑えるためです。
卵の丸い方には「気室」と呼ばれる空気の部分が存在します。この気室が卵の内部に移動すると、卵の品質が速く劣化する可能性があります。
パッケージにイラストされている卵パックは、どちらが上かわかりやすいのです。しかし、写真のような卵パックは、どちらが上かわかりづらいです。
卵が尖っている方を目視確認して、冷蔵庫で保存して下さいね。
まとめ
今回は卵のNGな保存方法を3つご紹介しました。
・室温で保存はNG → 冷蔵庫で保存
・冷蔵庫のドアポケットで保存はNG → 冷蔵庫の奥で保存
・卵の尖った方を上にして保存はNG → 卵の尖った方を下にして保存
正しい卵の保存方法で、鮮度劣化を少しでも防いで美味しい卵を食べましょう!
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