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「とうもろこし」は茹でた後に水に「浸ける?」or「浸けない?」、どっちが正解?元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

新鮮なとうもろこしの季節が到来しましたね。

夏の味わいとも言えるとうもろこしは、茹でてそのまま食べるのが一般的ですが、茹でた後に水に浸けるか、浸けないかという疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、スーパーの青果担当だった私が、「とうもろこし」は茹でた後に水に「浸ける?」or「浸けない?」、どっちが正解なのかを解説します。

実際に試してみた!

わが家ではいつも茹でたとうもろこしは水につけないのですが、今回は水に浸けるもの、水に浸けないものを比較してみました!

【手順】

1. 1本のとうもろこしを半分に切って、熱湯で5分間茹でます。

2. その後、1つはザルにあげて、もう1つは冷水に浸けます。

3. 5分間置きます。

【結果】

左:水に浸けていないとうもろこし、右:水に浸けたとうもろこし
左:水に浸けていないとうもろこし、右:水に浸けたとうもろこし

実際に5分後の状態を比較してみると、冷水に浸けなかったとうもろこしは、表面の水分が蒸発し、ある程度乾燥していました。

一方、冷水に浸けたとうもろこしは表面に水滴がついており、粒がぷっくりしていました。

結論

どちらが良いかは好みによります。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

浸けるメリット・デメリット

  • メリット:粒がプリッとして乾燥せず、見た目もみずみずしくハリがある。口当たりがやわらかい。
  • デメリット:水滴がついていることで、少し水っぽく感じられる。

浸けないメリット・デメリット

  • メリット:濃厚な甘味が感じられ、とうもろこし本来の味を堪能できる。
  • デメリット:時間が経つと粒がしんなりと乾燥し、プリッと感が薄まる。また、見た目も乾燥によりやや悪くなる。

つまり、どちらが正解かというと、それは好みによるということになります。

プリッとした食感と見た目を好む方は水に浸けると良いでしょう。

一方、とうもろこしの甘味をしっかりと感じたい方は水に浸けない方が良いかもしれません。ただし、保存を考えると、時間が経つと乾燥してしまう点を考慮する必要があります。

食べる直前に茹でる、または茹でた後はすぐに食べることがおすすめです。

とうもろこし以外でも茹で方によっておいしさを逃していることもあります。特に「ブロッコリー」、「ほうれん草」は注意が必要ですよ。

・ブロッコリーのゆで方(おいしさアップの方法)

・ほうれん草のゆで方(葉っぱと茎は同じ茹で時間はNG)

茹で方の方法をこちらの記事(外部サイト)で詳しく紹介しています。

まとめ

・とうもろこし」は茹でた後に水に浸けるか浸けないかは、好みによる。
・水に浸けると粒がプリッとし、見た目もみずみずしくなる。
・水に浸けないと、濃厚な甘味が感じられる。

とうもろこしの味わいの好みは人それぞれです。

自分の好みに合わせて、最も美味しく食べられる方法を見つけてみてくださいね。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながらフリーランスとして活動中。

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