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「えのき」が早く傷むのは保存が原因?おすすめの冷蔵・冷凍保存を、元スーパー店員が解説

ぱるとよ料理研究家

えのきはキノコの中でも特においしいと人気ですよね。しかし、一度にたくさん購入しても、他のキノコよりも傷みやすいと感じたことありませんか?

傷みやすさの原因は間違った保存方法かもしれません。そこで今回は、スーパーの青果担当だった「ぱるとよ」が、長持ちするおすすめの保存方法を解説します。

早く傷む保存方法は?

えのきを冷蔵庫に直接保存すると、意外と早く傷んでしまうのはご存知でしたか。

特に、買ってきたパッケージのまま冷蔵庫で保存すると、パッケージ内に水滴が発生して、それがエノキを傷める原因にもなります。(ただし商品によってはPプラスなど鮮度保持包材に入っているものはその袋でOKです。)

また、寝かせて保存すると、立てて保存するよりもえのきの鮮度が落ちるといわれています。

おすすめ冷蔵保存

えのきは水分との接触を避けることで、鮮度を長く保つことができます。石づき部分も一緒に保存すると、さらに鮮度が持続します。

保存の手順

1. パッケージから取り出したえのきを、石づきがついたままキッチンペーパーで包む。

2. その後、食品用保存袋に入れる。

3. 冷蔵庫で立てて保存する。

コツ・注意点

  • えのきは水分を吸収しやすいので、保存前に水で洗わないでくださいね。
  • キッチンペーパーがえのきから蒸発した水分を吸収してくれます。

おすすめ冷凍保存

えのきを冷凍する際は、ひと工夫が必要です。

保存の手順

1. えのきの石づきを取り除き、適当な大きさに切る。

2. 刻んだえのきを食品用保存袋(冷凍対応)に入れる。

3. 1時間ほど冷凍したら、中身をほぐし、再度冷凍する。

えのきと同じでバナナも冷凍保存ができるって知っていましたか?

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コツ・注意点

  • えのきは冷凍すると食感が少し悪くなりますが、スープなどに入れると気になりません。
  • 凍ったままのえのきは調理ができて、解凍する必要もありません。
  • 1ヶ月を目安に食べてくださいね。

まとめ

  • えのきは適切な保存方法で鮮度を長持ちさせることが可能。
  • 冷蔵保存はキッチンペーパーで包んで食品用保存袋に入れて冷蔵庫で立てて保存。
  • 冷凍保存は石づきを取り除いて、刻んで食品用保存袋(冷凍対応)に入れて冷凍庫へ。

正しい保存方法を実践して、いつものえのきを新鮮な状態でお楽しみくださいね。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながらフリーランスとして活動中。

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