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カット大根は「上部」or「下部」どっちがお得?元スーパーの店員だから知っているお得情報

ぱるとよ料理研究家

冬になると、大根がジューシーでちょっぴり甘くなります。ゆっくり煮込むと、その味わいはさらに引き立ちます。大根は、丸ごと1本で売られているものと、半分に切って売られているものがありますね。

みなさんは、どちらを選ぶことが多いですか?

おでんや煮物、漬け物を作るときは、たくさん使うので、1本丸ごとあると便利です。しかし、味噌汁やサラダに少し加えるくらいなら、使い切れずにカットされた大根を選ぶこともありますよね。

丸ごと1本を購入するのもいいですが、カットされた大根を選ぶとき、上部と下部、どちらがよりお得か気になりますよね。この疑問に、スーパーの青果部門で働いていた「ぱるとよ」がお答えします。

カット大根は下部がお得なことが多い!

大根を半分に切ったものを買うとき、下の部分がお得になることがよくあります。

なぜなら、大根の上の部分は人気が高いからです。

だいたい同じ価格で売られているのに、上の部分は少し小さく、下の部分は大きめに切られていることが多いです。

重さを比べてみると…!

実際に購入してみたカット大根を比べてみました(同じ店舗で、同じ価格で買いました)。

上部にカット大根
上部にカット大根

下部のカット大根
下部のカット大根

下部のカット大根は、70グラムほど重かったです。

私が以前スーパーで青果担当をしていたときも、上部を小さく、下部を大きく切るようにしていました。価格は変わらずです。

なぜ、大根の下部が重いのか?

その理由は、もし同じサイズで売ったら、上の部分がより早く売れてしまうからです。上の部分は使いやすくて人気があるため、結果として下の部分が残ってしまいます。

上の部分も下の部分も均等に売れるように、上は小さく、下は大きくしていました。冬の大根は太くてずんぐりしているものが多く、下の部分でも辛味が少なくて使いやすいです。

コストパフォーマンスを考えると、下の部分を選ぶとお得になることがあります。しかし、大根の大きさは1本ごとに違うので、買うときは持ってみて、重さを確かめるのがいいですよ。

大根は上部と下部で味は変わるの?

上部は、水分をたっぷり含んでいて、甘みがあるのが特徴です。この甘みとジューシーさは、大根おろしやサラダなど、生で楽しむ料理にぴったりです。また、その甘みと水分量は煮物にも良く合い、料理に深みを加えます。

一方、下部は水分が少なめで、はっきりとした辛味があります。この辛味と水分の少なさが、漬物に最適です。漬物にすると、辛味が味のアクセントになり、しっかりとした味わいになります。また、辛味があるため、味がよく染み込み、漬物が美味しく仕上がるんです。

冬の大根も夏の大根も、これらの特性は共通していますので、季節を問わず、大根の部位を活かした料理を楽しむことができます。

まとめ

  • カット大根は下部が重く、お得なことが多い。上部は人気が高く小さく切られがち。
  • 大根の上部は水分が多く甘みがあり、生食や煮物に適している。
  • 下部は水分が少なく辛味が強いため、漬物に適しており、味が染みやすい。
  • 購入時は重さを確かめて選ぶと良い。

気になる方は、次にカット大根を購入するときにチェックしてみてくださいね。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながらフリーランスとして活動中。

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