りんごの皮がベタつく…。これって食べてもいいの？意外と知らない果物の疑問
スーパーにはたくさんの品種のりんごが並んでいますよね。皆さんはどんなりんごがお好きですか？私の今年のおすすめは、甘くて歯応えのある「サンふじ」。
中には蜜が入っていることもあり、見つけるたびにワクワクします。
ところで、時々スーパーでベタベタとしたりんごに出会うことありませんか？そんなりんごについて、元スーパーの青果担当の私が解説します。
なぜりんごはベタベタするの？ワックスではないの？
りんごは熟成すると、オレイン酸やリノール酸などの脂肪酸が増えます。これらがりんごのロウ質を溶かし、皮に現れるため、表面がベタベタするんです。つまり、これはワックスではなく、りんご自身が出す天然のもの。
ベタベタしたりんごは敬遠されがちですが、実は完熟で食べ頃なんです。しかし、スーパーではベタついたりんごは鮮度悪いと思われることもあり、私が青果担当だったときは価格を下げて販売していました。
特に「ジョナゴールド」や「つがる」ではこの現象がよく見られ、「王林」「ふじ」では少ない印象があります。
ベタつくりんご、食べても大丈夫？
ベタベタしたりんごは完熟している証拠ですので、安心して食べて大丈夫です。
食べる前には、表面に傷みや果肉の変色がないか確認してください。
完熟したりんごは柔らかく、果肉がやわらかいことを好む方には最適です。しかし、シャキシャキ感を求める方には物足りないかもしれません。
その場合は、ベタつきの少ないりんごを選ぶのがオススメです。もし好みの食感でなければ、コンポートにするのもおすすめです。
まとめ
- りんごのベタつきは、オレイン酸やリノール酸など脂肪酸が皮に現れることで発生。
- ベタベタするりんごはワックスではなく、完熟の証拠。
- ベタついたりんごは食べても安全。表面の傷みや果肉の変色を確認することが大切。
- 完熟したりんごはやわらかい果肉が特徴。シャキシャキ感が好みの場合はベタつきの少ないりんごを選択するのがオススメ。
気になる方は、次にりんごを購入するときにチェックしてくださいね。
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