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「りんご」をそのまま冷蔵庫に入れるのはNG!「意外な理由」とは?元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

りんごは一年中手に入る身近な果物で、そのまま食べるのはもちろん、料理にも使える便利なアイテムです。特にスーパーや青果店でのバラ売りは、好みのりんごを選ぶことができて便利です。

しかし、バラ売りのりんごの保存方法には注意が必要です。スーパーの青果担当だった私が、りんごのおすすめの保存方法を解説します。

買ったまま冷蔵庫に入れるとNGな理由その1:エチレンが出て他の野菜・果物が傷みやすくなる

りんごは植物ホルモンであるエチレンガスを発生させます。

このエチレンガスは他の野菜や果物の熟成を促進する効果がありますが、熟成させたくない野菜や果物にも影響を与えてしまいます。

そのため、はだかのまま冷蔵庫に入れると、他の野菜や果物を傷める原因となり得ます。

買ったまま冷蔵庫に入れるとNGな理由その2:水分が抜けてスカスカになりやすい

はだかのまま冷蔵庫に入れると、りんごの水分が蒸発して乾燥し、美味しさを損なってしまいます。

りんごのシャキシャキとした食感は、水分が保たれているからこそです。ですから、はだかのまま冷蔵庫に入れるのは避けるべきです。

忙しいときの保存方法:袋に入れるだけでOK

時間がない場合は、りんごをポリ袋に入れるだけで十分です。

購入時にもらうポリ袋でも問題ありません。

この方法だけで、りんごが他の野菜や果物を傷めるのを防ぎ、りんご自体の鮮度も保つことができます。

時間があるときの保存方法:キッチンペーパーで包んで袋に入れる

時間がある場合は、りんごをキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れてください。

キッチンペーパーは湿度調整に役立ち、余分な水分を吸収し乾燥を防ぎます。この方法で保存すると、りんごは通常の保存方法よりも長持ちします。

まとめ

  • 忙しいときは、りんごをポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。
  • 時間があるときは、キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。

りんごを適切に保存することで、鮮度を長く保ち、他の野菜や果物への影響も抑えられます。ぜひ試してみてくださいね。

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