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「新玉ねぎ」と「普通の玉ねぎ」どう見分けるの?使い方のコツは?元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

玉ねぎはその多用途性と一年中の入手可能性で、多くの家庭で常備されている食材です。

日頃食べている玉ねぎですが、春先には特有の白っぽい、または黄色っぽい新玉ねぎが店頭に並びます。通年で見られる茶色い古根玉ねぎ(普通の玉ねぎ)との違いに疑問を抱くこともあるでしょう。この記事では、新玉ねぎと古根玉ねぎの違いについて詳しく解説します。

古根(普通)の玉ねぎと新玉ねぎの見分け方

古根(普通)玉ねぎは茶色

年間を通して出回っているこれらの玉ねぎは、茶色い外皮が特徴です。出荷前に乾燥されているため、新玉ねぎと比較して長期間の保存が可能です。冷蔵庫での保存もできますが、室内の涼しい場所での保管もでき、冷蔵庫のペースを圧迫しないため、多くの家庭にとって便利です。

新玉ねぎは白っぽい

主に春に市場に出回る新玉ねぎは、水分量が多く、中には生で食べても辛味の少ないものもあり、サラダでも美味しく食べられます。辛味があるものも水でさらせばサラダでさっぱりと頂けます。しかし、日持ちはしないため、鮮度を良く確認してから購入し、購入後は冷蔵庫で保存することをオススメします。

それぞれの選び方のコツ

古根玉ねぎの選び方

古根玉ねぎは、長期保存が可能ですが、頭部から傷みやすいため、購入時には硬さを確認することが重要です。頭部が硬く、凹みのないものを選ぶことで、傷んでいない玉ねぎを選ぶことができます。

新玉ねぎの選び方

新玉ねぎは、水分を多く含むため、重量感があります。軽いものは、時間が経過している可能性が高いので、重さを感じるものを選びましょう。また、表面に傷がないことも重要です。傷があると傷みやすくなります。

それぞれの使い方のコツ

古根玉ねぎの使い方

古根玉ねぎは煮込みや炒め物に向いています。煮込むことで、辛味が甘味や旨味に変わり、料理の味を深めます。細かく切って炒めると、コクがでて味の底上げになり、大きく切って煮込むと、甘味がしっかり感じられます。

新玉ねぎの使い方

新玉ねぎは生で食べるのがオススメ。特にサラダにすると、みずみずしさと辛味の少なさが際立ちます。生で食べる際には、水にさらして辛味を少なくすると、さらに美味しくいただけます。

まとめ

玉ねぎは年間を通してさまざまな料理に利用されます。新玉ねぎと古根玉ねぎの違いを理解することで、季節に応じて適切な玉ねぎを選び、料理に活用することができます。

どちらの玉ねぎもそれぞれに魅力があるため、様々な料理での使用を楽しんでみてください。

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料理研究家

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