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【長岡市】市内から初めて発見された火焔土器って? 3月10日まで「縄文石器入門」も開催【馬高縄文館】

pico地域ニュースサイト号外NETライター(長岡市)

雪の中、車を走らせ着いたのはこちら。

長岡市の関原町にある馬高縄文館です。

こちらでは2024年3月10日(日)まで、企画展「縄文石器入門~縄文石器の特色をさぐる」が開催中です。

受付で今回の企画展の用語集をいただきました。

早速展示室の中へ。展示室内では飲食NG。フタのない飲食物の持ち込みもできません。

ちなみに、こちらの観覧券で企画展だけでなく常設展も観覧することができます。

なのでまずは常設展から見ることに。一番の見どころは、やはり展示スペースに入ってすぐの赤のコーナー・火焔土器ゾーンでしょうか。

中央に飾られた火焔土器は、国の重要文化財でもあります。細部まで360度から見ることができる機会はなかなかありませんよ。

火焔型土器がどのように成立したかなど、長岡市内外の遺物を比較して紹介されていました。

青いコーナー・遺跡ゾーンでは馬高・三十稲場遺跡での生活と同時代の縄文文化が紹介されていました。

ムラを再現したジオラマもリアルに再現。

当時の馬高ムラの信仰について見やすく説明されているスペースも。

こちらは収蔵体験展示室です。

馬高・三十稲場遺跡の発掘の歴史と遺物収蔵庫が紹介されていました。

ここから2024年3月10日まで開催の、企画展「縄文石器入門~縄文石器の特色をさぐる」になります。

長岡市立科学博物館のコレクションより、重要文化財を含む長岡や周辺地域の主要な出土品を一堂に展示、その変化をたどる企画展となっています。

研磨や摺切、剥離まで縄文石器の工程を詳しく、そしてわかりやすく説明してあります。…ここまで工程を知ると、作ってみたくなっちゃいますね。

祭祀具(さいしぐ)や装身具(そうしんぐ)のコーナーも。

装身具は身体を装飾する器具ということなのでこの時代のアクセサリーに当たるのでしょうか?

こちらの企画展に合わせてヒスイが「県の石」に指定されたことを記念し、長岡市内の遺跡で発掘されたヒスイの大珠も特集展示してありました。

ふと、先程のジオラマの前を再度通ると夕暮れモードに。時間の流れまで再現されているとは…!

展示室に入らなくとも、火焔土器のレプリカなら無料で観ることもできます。

受付前には長岡土器造り同好会の方々の火焔土器も展示。

休憩スペースもあります。

気軽に長岡の歴史に触れることができる機会。お近くに行った際は覗いてみてはいかがでしょうか?

馬高縄文館

新潟県長岡市関原町1-3060-1
TEL:0258-46-0601
休館日:毎週月曜日 (祝休日の場合は次の平日)、年末年始 (12月28日~1月4日)
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで)
料金:一般200円、高校生以下無料、20名以上の団体150円

企画展「縄文石器入門~縄文石器の特色をさぐる」

開催期間:2023年11月25日 (土)~2024年3月10日 (日) 

地域ニュースサイト号外NETライター(長岡市)

双子出産を機に長岡市に住み始めました。普段は日々のことなど漫画に描いたり、ワークショップを開いたり、似顔絵師など好奇心旺盛に活動しています。長岡市のおいしいグルメ、楽しいイベント、便利な情報などいろいろと発信していきます!

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