育児に参加しない旦那には理由があった!保育士がオススメする「夫婦で子育てをするためのきっかけ作り」
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。
今回は配偶者が育児に参加してくれなくて困っている方が、夫婦で一緒に子育てをするためのきっかけを作る方法についてお話ししていきたいと思います。
旦那も子ども?
もうすぐ年末年始がやってきますね。
家族全員が集まって家で過ごす貴重な時間です。
ところが、「旦那が育児に参加してくれなくて困っている」という声は常に絶えません。
せっかくの貴重な時間が、「子どものお世話で大変なのに、旦那の面倒まで見ないといけないから地獄だ」なんて思いながら過ごすのは非常に悲しいですね。
そこで今回は育児に参加してくれない人をそれぞれのタイプに分け、それぞれに有効なやり方をまとめました。
あなたの配偶者がどのタイプか照らし合わせながら読んでみてくださいね。
育児を嫌がる3つのタイプ
今回は育児に参加しない人を3つのタイプに分けてみました。
それぞれご説明していきます。
1・子どもに興味がない
このタイプは「育児はそもそも男の仕事じゃない」などと思っていることが多いです。
育児にはほぼ関心がなく、子どもの相手もほとんどしてくれません。
子どもに口を開くのは叱る時くらいです。
2・遊ぶだけ
子どもと一緒に遊んでくれますが、食事の介助やオムツ交換、歯磨きなどのような生活面のお世話はやってくれません。
しかし、自分は子育てに参加していると思い込んでいることが多いです。
子どもが喜ぶ場面だけで子どもと関わるので、育児のいいとこ取りをしているように見えます。
3・関わり方が分からない
子どもに興味や関心を持っているものの、関わり方が分からなくて見ているだけというタイプです。
「やってみてよ」と誘っても、「怖いから」「何かあったら嫌だから」と育児に参加することを拒否します。
やってみよう!
それではタイプ別におすすめのきっかけの作り方をご紹介していきます。
1・子どもに興味がない
このタイプは子どもに興味を持ってもらうことが最初の目標です。
育児に参加することよりも、子どもと楽しく会話してもらうことを第一のステップとしましょう。
そのためには大きく分けて2つのやり方があります。
・子どもの関心が父親に向いていることを示す
例えば、「今日長男がパパの話してたよ。早くパパみたいに大人になって、格好よくお仕事に行きたいって」などのようなものです。
本人の前で子どもに聞いてみることできっかけを作り、一緒に参加しながら子どもとの会話を広げると良いでしょう。
・子どもの成長や面白い姿を見せる
話せないような小さな赤ちゃんの場合、できるようになったことを写真や動画で共有するのも良いです。
夫婦で1つのケータイから子どもの成長、大爆笑の場面を一緒に見る時間を毎日作ってみましょう。
毎日の繰り返しから日々の変化に興味を持ち、赤ちゃんに言葉をかけるきっかけになるかもしれません。
2・遊ぶだけ
このタイプは自分の方が子どもを喜ばせるのが得意だと自信に思っていることが多く、子どもに対して強い愛着を持っています。
しかし、子どもの安全基地になれるのは生活面を見てくれる人だけです。
そのため、何かで泣くようなことがあった場合には、必ず生活面を見てくれる人のところへ子どもは助けを求めにいきます。
つまり、遊びしか見てくれない人は、子どもから本当の信頼を勝ち取れていないということですね。
「夫婦でどちらの方が子どもから信頼されているか」と競うわけでは決してありませんが、この事実を知ってもらうことで、子どもの生活面のお世話をしたいと思ってくれるかもしれません。
3・関わり方が分からない
このタイプは、基本的には時間が解決してくれることが多いです。
子どもと一緒にいる時間を増やしてあげることで、子どもの扱い方や特性を覚えてもらいましょう。
小さな赤ちゃんのうちは「ほら、抱っこしてほしくてじーっと見てるよ」などのような、子どもへの愛着がわくような言葉をかけてあげるのがオススメです。
また、大きくなってからも関わり方が分からないという方は、子どもに好かれる人がやっていること!保育士が教える「子どもが喜ぶ接し方、3つの簡単なポイント」で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子育てには段階がある
家庭における子どもとの関わりは、概ね次のような段階に分けられます。
子どもに興味を持つ
↓
話しかけてみる
↓
一緒に遊んでみる
↓
生活面の世話をする
配偶者が現在どの段階に位置するのかを把握することで、次に何を目指せば良いのか見えてくると思います。
それが見えてくると、どのようにしてアプローチをすれば良いのかを検討することができますね。
そうすることで、いきなり最後の段階にいくことは不可能でも、少しずつ子どもとの関わりを増やしていくことが現実になっていくでしょう。
まとめ
今回は配偶者が育児に参加してくれなくて困っている方が、夫婦で一緒に子育てをするためのきっかけを作る方法についてお話ししました。
育児に参加するのを嫌がる人には必ず理由があります。
それをご紹介した方法で少しずつ壊していくことで、一緒に育児をする始めの一歩となれば嬉しく思います。
子育て観が変わってきた現代、子育ては1人でやるものではありません。
しかし、夫婦で一緒にやるものだという認識がまだまだ浅いのは紛れもない事実です。
一筋縄で家庭の雰囲気を簡単に変えることは決してできませんが、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。