おもちゃの事故から子どもを守るために知っておきたい!保育士が見る玩具選びのポイントとは
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育て世代を集めてオンライン講座を開いたり、育児に関する情報の発信を行ったりしている現役の保育士です。
つい先日、国民生活センターがマグネットパズルの事故について注意喚起を行いました。
詳しい情報は下記の動画に1分36秒でまとめてあります。
さて、この動画の中でEN規格という言葉が出てきました。
あまり聞き馴染みのない言葉ですね。
これはEUの中で統一されている規格です。
しかしながら、私たちの日常ではほとんど聞くことがありません。
では、私たちがおもちゃを選ぶ際にはどのようなポイントを見ていけば良いのでしょうか。
おもちゃの選び方
結論から言うと、「STマーク」や「CEマーク」のついているものを選ぶのが良い方法です。
これらはおもちゃの注意書き等と一緒に記載されています。
STマーク
このマークは一般社団法人 日本玩具協会の検査機関の検査に合格したという証明です。
例えば、"耐久性"や"誤飲する恐れはないか"などのような項目が定められていて、玩具の安全面について推奨されているものとなっています。
また、この検査についてはISOなどの国際規格に則った項目となっているため安心です。
ちなみに、STというマークの右側に書かれている数字は、西暦の検査申請年として記載されています。
CEマーク
このマークはEU加盟国へ輸出する際に必要な安全基準で、このマークがなければ通関することすらできません。
これらもEU内の法律で定められた安全基準を満たしている証明であるため、安全性が確立されている目安となるでしょう。
マークが無いおもちゃもたくさんある
さて、ここまで安全基準のマークについてご紹介してきましたが、意外とマークのついていない玩具は少なくありません。
今回磁石が体内に入ってしまうという事故が起こったのは、マグネットパズルの正規品ではなく類似品のおもちゃでした。
正規品のおもちゃは値段が高めになってしまう一方で、そういった一定の規格を満たしているものがほとんどです。
しかし、類似品は安価な一方で、そういった規格を満たしていないものも少なくありません。
子どもの安全を守るためには、これらのマークを確認することが欠かせませんが、マークの安全性に頼りきりにならないように、日頃から対象年齢や使用上の注意を子どもと一緒に確認しておくことも大切だと言えるでしょう。
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