横浜市港北区の個人的にお気に入りラーメン30店舗を前編と中編、後編で10店舗づつご紹介させていただき、今回は前編です。

『ラーメン博物館』、かなり昔に訪れた店舗などは一部割愛させていただきます。

全店舗は紹介できないので、お気軽なお気持ちでご覧ください。

■らすた(日吉駅)

世田谷の『百麺』出身の方が、1996年に日吉の地にオープン以来人気の家系ラーメンです。

代々木駅にも支店があり、そちらは東京で人気の家系ラーメン店です。

2004年にオープンした『武蔵家日吉店』と二大看板の人気で、どっち派か意見が分かれるのは日吉あるあるです。

[麺]

平打ちのちぢれ気味の麺で、弾力もあって美味しい麺です。

染谷製麺という製麺所のようであまり詳しくはありませんが、酒井製麺に負けない美味しさでした。

[スープ]

豚骨出汁とカエシの醤油が丁度良く、満足できるスープでした。

[トッピング]

チャーシューは味付けが美味しかったですが、大半が脂だったのが唯一惜しかったところです。

■らーめん桃源(綱島駅)

1997年創業の老舗ラーメン店で、老若男女問わず、長年人気を誇っているお店です。

看板メニューは塩ラーメンですが、それ以外にも味噌や醤油、豚骨を加えたコクしおなどもあります。

[麺]

透き通るような中太麺で、ちぢれ麺がスープとの絡みが良く食べやすいです。

標準は極細麺ですが、お願いすれば中太麺に変更して頂けます。

[スープ]

動物系、煮干、節系、貝系など全体的にバランスが良く旨みがあって心温まるスープでした。

[トッピング]

豪華賢覧でチャーシュー、味玉、海苔、茎わかめ、ねぎ、めんま等々です。

■家系ラーメン大輝家(日吉駅)

2023年2月に蒲田駅本店の２号店として創業。元々、志田家出身です。

青物横丁の『裏大輝家』だったり、亀有の『大金家』など今勢いのあるグループです。

[麺]

蒲田本店は『酒井製麺』ですが、こちらは麺箱に『大輝家』と書いてあるだけでどこの製麺所かはわかりません。

平打ちストレートで酒井製麺よりやや硬めの触感で、これはこれで美味しかったです。

[スープ]

鶏油もしっかり効いており、カエシの醤油と豚骨出汁もいい感じでした。近年の家系ラーメンのレベルって本当に上がりましたよね。

[トッピング]

ほうれん草に海苔３枚、チャーシューは大判なタイプです。ややチャーシューの味付けが控えめでした。

■ラーメンショップ高田店(高田駅)

全国津々浦々にあるラーメンショップ、各店舗味も異なるのが特徴です。

こちらのラーショはサラリーマン、業者の方々でに賑わっており、めちゃくちゃ回転率が高いです。

[麺]

定番の（株）あさひやの細麺ストレート、独特のざらつき感が残る小麦感じる麺です。

[スープ]

ラーショの椿系と比べるとスープは豚骨もカエシもスッキリ系で飲みやすいタイプです。

[トッピング]

チャーシュー、海苔に加えてラーメンショップ定番のネギが楽しめました。

■ひよし家(日吉駅)

日吉駅といえば、慶應生のお膝元で『家系』や『ガッツリ系』のラーメン店が多くある印象ですが

無化調スープを掲げており、あっさり系の淡麗スープが人気なお店です。

[麺]

ツルっとした細麺のややウェーブ麺となっており、繊細なスープと調和を意識した麺となっておりました。

[スープ]

魚介の旨味が全面に出ているどこか懐かしさも感じる淡麗スープで、無化調なのに旨みもしっかり感じられました。

[トッピング]

めんまは下味が付けられ、白髪ネギ、青菜がアクセントになっておりました。

■新横家(新横浜駅)

新横浜駅では数少ない本格家系ラーメン店で、2022年2月の創業。『田上家』系の『真砂家』の関連店とのことです。

オープン当初は、イマイチなレビューも散見されておりましが、今現在では新横浜駅では貴重な家系ラーメン店になったと確信しています。

[麺]

麺はもちもちの中太麺で『三河屋製麺』の家系麺もありですね。

[スープ]

トンコツ出汁は優しめなものの、カエシはキレがあって個人的には好みのスープでした。

[トッピング]

ほうれん草は多めで冷凍のものではなく、国産のもの。チャーシューは大判のものが１枚。

■らぁ麺浅川(東山田駅)

もともとは『もつ焼き良』という居酒屋さんを経営している方が、ラーメン屋を2022年にオープン。出身地の『八王子ラーメン』を提供するに至ったようです。

また『新綱島駅』の『もつ焼き良』のランチタイムに姉妹店『中華そばはせ』として2023年5月にオープンしました。

[麺]

前回は『田村の麺』の麺箱がありましたが、『菅野製麺所』の麺が置いてあったので、麺を変えたのかもしれませんね。

低加水のストレートでポキッとした麺が非常に美味しかったです。

[スープ]

もともとのくっきりとした醤油スープに動物系が加わることで、旨味が増え個人的にはデフォよりも好きでした。

[トッピング]

しゃりしゃり玉ねぎ、キクラゲ、海苔、チャーシュー、青菜が添えてありました。

■れんじや(妙蓮寺駅)

東横線『妙蓮寺駅』からすぐの街中華の様なノスタルジック感じるお店です。

メニュー数も多く、昼から競馬新聞を読みながら昼からチャーハンビールを嗜む方もいていい雰囲気です。

[麺]

中太麺ウェーブで担々麺にありそうな麺で、大盛にしたのでボリュームもたっぷりでした。

[スープ]

酸味が程よく効いたイタリアンをちょっぴり感じつつ、動物系の下支えも感じるオリジナリティ溢れる一杯でした。

[トッピング]

大き目の挽肉、青菜がアクセントに、トマトも入っており美味しかったです。

■らーめんシゲトミ(大倉山駅)

2016年創業で、パン屋さんの様なオシャレな店舗で大倉山駅で人気のラーメン店の一つです。

食材のこだわりも表記されており、細かいところまで抜かりないお店だと思います。

[麺]

三河屋製麺のランダム系ちぢれ中加水やわらかめの麺

[スープ]

各産地の地鶏に鯖や節系、ホンビノス貝のトリプルスープでまとめられており、関西によくあるちょっぴり甘味のある貝系醤油です。

[トッピング]

ブランド豚のチャーシューがかなり大きいサイズのものが鎮座しています。

水菜、ネギ、福岡県産めんまも添えてあります。

■ラーメンどん(日吉駅)

ラーメン二郎インスパイアと称されるものの、別物のガッツリ系という個人的な認識をしているお店です。

[麺]

大盛で300g中太ちぢれ、カタメの仕上がりですが、ゴワゴワ感は控えめです。

[スープ]

非乳化の液体アブラ多め、カエシの醤油は控えめですっきりしたタイプ。

[トッピング]

ヤサイの盛りは標準的で、豚は薄めの仕上がりでした。

以上が港北区前編の10店舗になります。

次回の中編もどうぞよろしくお願いいたします。