【九州百名店巡り】「ずんだれ」って知ってる?固麺文化にありながら独自の理想を追求した濃厚豚骨ラーメン
「はいはーい、ラーメンの時間ですよ」
〜ラーメン百名店巡り【九州編】③〜
《魁龍博多本店》
『ラーメン 800円』
九州ラーメン百名店巡り。
博多に移動してレンタカーを借り、ここからはレンタカーでのラー活。
3軒目は博多空港近くにある《魁龍 博多本店》さんへ。
こちらも《ぎょらん亭》さんと同様緑ののれんが目を引きます。
全国的には緑のカラーって珍しいと思うんですが、九州のラーメン屋さんのカラーって昔は緑だったのかな?
のれんには「ずんだれ」の文字。
なんだろうと思いながら入店すると、店内はサイン色紙や有名人の写真が壁にびっしりと貼られており、人気店なのが伝わってきますね。
一番人気は『全部乗せラーメン』とのことですが、まだまだ連食予定なのでデフォの『ラーメン』を注文。
麺の固さが変わっていて、ここでも「ずんだれ」がおすすめとのこと。
ずんだれというのは魁龍独自の言い回しで「柔らかく茹でた麺」のこと。
九州の豚骨ラーメンといえば「バリカタ」「ハリガネ」「粉落とし」など、かなり固めの茹であげが基本の中、敢えて柔らかめの茹であげをメインとしているのは面白い!
もちろんおすすめという「ずんだれ」でお願いする。
ちなみに「ずんだれ」は九州の方言で「だらしがない、しまりがない」という意味で、店主が小さい頃に母親によく愛情をもって叱られたことを思い出し、その優しい想いの詰まった言葉を由来としたとのこと。
それだけこの茹で加減に拘りを持っているんでしょうね。
そんな由来などを読みながら待っていると着丼〜
【ビジュアル】
着丼とともに独特の豚骨臭!
土色のスープは見た目から濃厚なのが伝わってきます!
【スープ】
スープは豚頭と背脂のみを使用し、創業以来24時間火を絶やすことなく炊き続けた継ぎ足しスープに、「呼び戻し」と呼ばれる、継ぎ足しのスープと新しく炊いたスープを合わせ、濃厚なのに意外とすっきりとした味わいというこだわりぶり。
【麺】
麺は細ストレート麺。ですが豚骨ラーメンでよく見る極細ほどではない感じ。
「ずんだれ」の柔らかさがどんなものか気になりながら啜ると…
いやいや、コシもしっかり感じれて全然柔くなく普通に美味しい!
でも、バリカタとか固めが基本の博多の人からしたら昔は衝撃的やったかも!
【トッピング】
チャーシューは薄くスライスされたものが2枚。
普通は卓上にある紅生姜、辛子高菜もなし。この点もまたこだわりなんでしょう!
そのおかげで、こだわりのスープの味をストレートに味わえます!
サクッと完食〜
ご馳走さまでした。
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<店舗データ>
【店名】魁龍 博多本店
【住所】福岡県福岡市博多区東那珂2-4-31
【営業時間】11:00~21:00(スープがなくなり次第終了)
【定休日】無休
【アクセス】JR「竹下」駅から徒歩約15分
※営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。
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