創業から4年。全国へと展開を広げる博多の昔ながらの味わいは、何度食べても飽きがこないラーメン。
博多一幸舎グループの一大旋風
幸ちゃんラーメンとは
博多ラーメン専門店として2020年開業。博多一幸舎の創業者でもある、吉村幸助氏がプロデュースするブランドとして、「シンプルで毎日食べても飽きのこない、生活の中に溶け込んだ町のラーメン(町豚骨)」を再現。『早い、美味い、また来たい』をコンセプトに、昔ながらのクラシカルラーメンを提供するお店。福岡のみならず、全国へ展開を続ける人気ラーメン店です。
幸ちゃんラーメン博多本店
創業から4年、その本店の博多本店は2023年移転オープン。地下鉄櫛田神社前から、あるいはキャナルシティ博多から徒歩数分の、以前のお店と変わらずアクセス良しの場所です。
お店を入れば正面にカウンター席が並びます。明るく綺麗な店内。
テーブル席を区切ったカウンター席と、テーブル席もひとつあります。日々、多くの人で賑わうお店です。そんなお店のいろんなメニューをいただいてみました。
背脂味玉ラーメン
やっぱり美味いのがこれ、背脂ラーメン。そして味玉トッピングバージョン。さっぱりとした豚骨スープに背油が浮かぶビジュアル。ネギやチャーシューに海苔、味玉もトッピングされていて、とても綺麗なビジュアル。
濃度は高くなく、程よく豚骨の風味を感じるシンプルなスープに、背油の甘みとコクが非常に良いアクセント。背油と聞けば脂と思い浮かべる人もいると思いますが、決してそんなことはない。あっさりとした豚骨スープに背脂の旨味が広がり、後味もスッキリでクセになる味わい。
程よく脂感を感じるスープ。豚骨の旨味をしっかりと凝縮し、濃厚さではなく味わいを重視したスープ。この浮かぶ背脂が良い仕事をしてます。
麺は言うまでもなく製麺屋慶史。見事にスープとマッチした、博多のオーソドックススタイルの中細ストレート麺。コシも食感もスープとの絡みもバッチリです。さすがの仕上がり。
チャーシューは1枚ですが、それがまた大きい。脂感控えめの味わい良いチャーシュー。これもまたクラシカルな味わいです。
卓上調味料には定番のしょうがやニンニク。もうひとつあるこの辛味が、一幸舎からの流れを感じる刺激的な調味料です。
唐辛子ペーストのような辛味調味料。ほんとに良き味わいなんですが、結構辛いので入れすぎは注意。少しだけアクセントで味わうくらいが丁度良い。
おつまみチャーシュー
サイドメニューも充実してます。ラーメンの前にちょい飲みって感じで飲むのも良い肴があります。このおつまみチャーシューもそのひとつ。ラーメンにもトッピングされているチャーシューですが、一枚が大きくタレの味わいがまた良い。煮玉子も添えられて、まさにおつまみです。
ポテサラ&酢もつ
まずはビールを一杯、なんて時によいのがこのメニュー。ポテサラと酢もつ。酢もつは博多名物、そして美味しいポテサラでビールは最高ですよ。
餃子(5個)
餃子は博多一口サイズ。パリッとジューシーな仕上がりは一口でパクリと。5個が1セットですが、あっという間になくなります。
ラーメン
背脂ラーメンをご紹介しましたが、ノーマルのラーメンがこちら。お店のコンセプトにあるように、シンプルで毎日食べても飽きがこない。豚骨の風味良く、カエシの塩味が絶妙で、昔懐かしい味わいです。これこそが、食べ続けても飽きがこないラーメンの原点です。
そこに、卵黄をトッピングしてみます。最近メニューに追加されたらしいという話を聞いたことがあります。卵黄が浮かぶビジュアルが素敵です。最近は博多ラーメンでも流行のトッピングのようです。
良きスープの色合い。豚骨が強すぎず、絶妙なカエシの味わいこそ昔ながらの博多豚骨ラーメン。そして卵黄は決して最初に溶いて混ぜたりしないこと。食べ進める途中に箸休めで、レンゲで卵黄を溶いて麺を浸していただく。これが卵黄をトッピングする醍醐味です。
現在は全国に10店舗以上展開する「幸ちゃんラーメン」。この博多本店と、中州の真ん中の国体道路沿いでもいただけます。どちらのお店もお昼も夜も行列ができる人気店。濃厚な豚骨も一時は話題になりましたが、やはり昔ながらのクラシカルな味わい、シンプルであっさりな博多ラーメンが美味しい。博多ラーメンの原点回帰のようなラーメン。一度食べればその魅力がわかりますよ。
幸ちゃんラーメン博多本店
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目13−15 リアン博多駅前ビル 1階
営業時間:11時00分~23時00分
定休日:無休
駐車場:近隣有料