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3月25日オープン!あの博多一双が手がける新ブランド。その味は、懐かしさを感じるあっさりラーメン。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

山田兄弟が立ち上がる!

2024年3月25日グランドオープン。渡辺通りのFM福岡の道路挟んで目の前。その名も「博多ラーメン 日助」。なんとこのお店、あの大行列店「博多一双」が手がける新ブランドのお店なのです。これは期待度も話題性もMAXなお店、楽しみに訪問してみました。

博多一双といえば豚骨カプチーノで一世を風靡し、そこから姪浜の「福はこび」で昔ながらの街中華を再現し、さらには屋台にも展開。そして今回のさらなる新ブランドの立ち上げです。山田兄弟がまたしても立ち上がりました。
(関連記事:これが話題の豚骨カプチーノ。博多ラーメンに旋風を巻き起こし、さらに進化を続ける博多一双を巡ってみた。

店内はカウンターのみ、10席程度でしょうか。横長の建物でプレハブのような感じです。ラーメンをいただくならカウンターテーブルがあればそれでいい。この限られたスペースで、シンプルにラーメンを提供する。そんなスタイルが、また山田兄弟の凄いところでもありますね。

今回の新ブランドは、一双の山田兄弟が手がけるだけでなく、彼らの出身でもある博多一幸舎の大将、吉村幸助氏がアドバイザーに加わっているのも凄い。博多の両雄が手を組んだ、そのコラボレーションも博多の新たなる風の予感です。

ラーメン

メニューは豚骨ラーメン一本。ノーマルのラーメンに、味玉やチャーシュー、ワンタンなどがトッピングできます。そして辛ねぎを加えたメニューもあります。
まずは、ノーマルのラーメンを。白湯とも思えるようなクリアな仕上がり。シンプルにネギとチャーシューがトッピングされています。

ほんのり甘さを感じるスープはカプチーノとは裏腹に、さっぱりと優しい味わい。濃度控えめの豚骨の良き風味がひろがり、ラードでバリっとしあげてある。シンプルな味わいながら、どこか懐かしさを感じます。

白濁のクリアなスープは、昔どこかで食べたような。そんな思える博多の伝統を感じさせます。口当たり良く、親しみやすい味わい。

麺は当然ですが製麵屋慶史。コシのある細めのストレート麵は、このさっぱりとしたスープに相性抜群。シャキッと主張する食感がまた美味い。さすが慶史の特注麺ですね。

脂感少なくあっさりと歯応えも良いチャーシュー。薄切りで味わいも良く、トッピングとして丁度良い感じです。

まかない丼

あわせていただきたいのが、このまかない丼。これは一双でも定番メニューですね。ランチタイムはラーメンとのセットメニューもあります。
チャーシューと刻みチャーシュー、そして辛ねぎと青ねぎ、さらにきれいな煮玉子をのせて仕上げはマヨネーズ。これは、ごはんが美味しくなること間違いなし。やはり具材がラーメン屋さん、まさにまかない丼です。

卓上の調味料は、紅ショウガやおろしニンニク、コショウにゴマはオーソドックスな博多ラーメンスタイル。そして気になる鬼辛味ダレ。

真っ赤な辛味ダレはピリリと辛く美味しい。でも、ラーメンの味を損なうような入れ方はNG。程よく味変に使いながら、少し辛ねぎなんかと絡めると良さそう。

このあっさりスープはサラッとスープまで飲み干せます。また丼のデザインも可愛いですね。

渡部通り沿いに佇む新店。博多一双を率いる山田兄弟の新たなチャレンジ。最近は原価や光熱費の高騰により、豚骨ラーメンも苦境に立たされているようです。
ここ一年の福岡でのラーメン出店は、6割が非豚骨だといわれています。豚骨王国の博多で、また豚骨を改めて愛してほしい、そして斬新な味ではなく、昔から愛されてきた博多豚骨の味わいを感じてほしい。そんな思いを込めた山田兄弟の新たなラーメンは、シンプルで飽きがこない一杯です。

博多らーめん 日助 渡辺通本店

住所:福岡県福岡市中央区高砂1丁目8−1
営業時間:11時00分~0時00分
定休日:無休
アクセス:渡辺通駅より徒歩3分
駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー。年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア。福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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