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【大人の発達障害】日常の困りごと3選。解決のヒントも紹介します!

【育児マンガ】夢かなえ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達支援サポーターの『夢 かなえ』です。

今日は、神経発達症(発達障害)の大人が毎日の生活で感じる『日常の困りごと3選』をご紹介します。

困った時の解決のヒントも書いていきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

1.忘れ物が多い

いろんなことに気が散って、肝心なことを忘れてしまうのは、神経発達症の特徴の一つです。

ただでさえあわただしく、時間がない朝に、効率よくお出かけの準備をするには、どうしたらよいでしょうか?

解決のヒント

毎日持ち歩く『鍵』や『財布』『スマホ』などは、必ず同じ場所に置くようにします。定位置以外には置かないようにするのです。

そして玄関には『持ち物リスト』を置いて、外出する前にもう一度確認します。

こんなシンプルな工夫でも、毎朝のルーチンワークにしてしまえば、忘れ物は少なくなりますよ。

頭で覚えるだけでなく視覚化することが、忘れ物をしないための大事なポイントです。

2.過度に没頭する

生活に支障が出るほど、時間を忘れて好きなことに没頭するのも、神経発達症の特性の一つです。

体をこわさないように、適度に切り上げるためには、どうしたら良いでしょうか?

解決のヒント

たとえば1時間後にアラームをセットして、時間が来たら必ず休憩すると決めておくのがよいでしょう。

しかし、休憩中にほかのことを始めて、休憩時間を忘れて没頭してしまうなんてことも、実はよくあるのです。

休憩時間の終わりもアラームにセットするのを忘れないようにしましょう。

そして、疲れた時の体のサインを意識することも大事です。

『目が疲れたら休む』『肩がこったら休む』などのマイルールを決めておきましょう。

3.服を選べない

神経発達症の『こだわりが強い』特性を持つ人の中には、オールシーズン同じ服を着続けるような人もいます。

しかし社会人になれば、季節や場所に応じた、常識的な服装が必要とされるときもありますね。

どうしたらよいでしょうか?

解決のヒント

気に入ったデザインの色違いの服を、何種類か用意しておくとよいでしょう。

色が変わるだけでも、同じ服を着続けているとは思われません。

季節に応じた服を選ぶためには、ネットの天気予報の『服装指数』が便利です。

服装指数は、朝晩や日中の予想気温から、どんな服装が適しているか提案してくれます。

それでも迷う時には、友人や家族にビデオ通話などで相談するのがよいでしょう。

「こんなこと、聞いてもいいかな?」と、はじめは躊躇するかもしれませんが、困っていることを素直に打ち明けたら、意外と親身にこたえてくれる人もいるものですよ。

あなたの個性を活かしつつ、職場でも受け入れられる服装のアドバイスをしてくれる人がきっといます。探してみましょう。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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