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【発達障害】3歳の頃、子どものADHDを疑ったできごと。衝動を抑えられない!

【育児マンガ】夢かなえ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達支援サポーターの『夢 かなえ』です。

わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の母親です。

息子は、小学生のときにADHD(注意欠如多動症)の診断を受けました。

診断に至るまでのエピソードは限りなくあるのですが、今日はその中から3歳頃の出来事を紹介します。

初めての釣り体験

釣り好きのおじさんに誘われて、家族で海釣りに行った時のことです。

春の暖かい日だったので、サンダル履きで出かけました。

日頃から落ち着きのない子でしたので、波止場から海に落ちることを一番心配していました。

しかし、問題はそこではなかったのです…

釣りが始まると

おじさんにやり方を教えてもらって、家族一斉にフィッシングスタート!

しかし、釣り糸を垂らして、「どんな魚がかかるかな?」と楽しみに待つ時間が、息子には退屈だったようです。

お菓子をムシャムシャ。ジュースをゴクゴク。

釣り以外のことに、興味が向き始めました。

お菓子を全部食べてしまうと、次は自分が脱いだサンダルで遊び始めました。

嫌な予感がします…

「絶対に、海に投げたらダメだからね!」

息子はキラキラの目で「うん!」と返事をしました。

しかし、次の瞬間…

海に漂う黄色いサンダル…

「なんでー!?」

その日の収穫第1号は、おじさんが長いタモですくってくれた『黄色いサンダル』でした。

衝動を抑えられない

理屈ではわかっていても、体が動いてしまう。止められない。

そんなADHD特有の『衝動性』や『多動性』が、2,3歳の頃から息子には目立っていました。

その後もさまざまなエピソードを経験し、小学校高学年でADHD治療薬の服薬を始めることになります。

ADHDの理解

予想外の行動に、周りが悩まされることが多いのがADHDの子の特徴です。

しかし考え方を変えれば、予想の幅を広げておくことで、トラブルにならずに済むケースも多くあると思うのです。

わたしの経験から得た、ADHDの人の行動を理解するためのヒントを、これからもご紹介していきたいと考えています。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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