『好き嫌い』でも『食わず嫌い』でもない【舌の感覚過敏】「少しずつでも食べてみて」と言わないで!
彼には小さな頃から、苦手な食べ物があります。
「きのこ」と「こんにゃく」です。
じゃあ、小さくしたらどうかな?
と、どんなに小さく刻んでも…
味を変えたらどうかな?
と、いろんな味付けにしても…
彼の反応はNO!です。
給食の献立表に、『こんにゃく』『きのこ』と書いてあるだけで嫌がり、登校を渋る日もありました。
どうして、キノコとこんにゃくだけを異常に嫌がるのか、発達相談の先生に聞いてみました。
その結果、
「彼の感覚過敏が、ここにも現れているのかもね」
と言われて驚きました。
口の中の食べ物の触り心地や、舌にも感覚過敏があるなんて…
親はついつい「少しずつでも食べてみて!」と言ってしまいます。
でも、本人にとっては、その一言がつらいのですね。
単なる好き嫌いでも、食わず嫌いでもなく、我慢できないぐらい口の中が気持ち悪くなるのですから。
「食べてみようかな」と、自分で思える日が来るまで、親の気持ちはぐっとこらえて、見守っていきたい…と思う今日この頃です。