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【防災】3.11から海と共存する未来へ。被災地から届ける水辺で遊ぶ4つの約束

リコアウトドアライフアドバイザー

3月11日。今日で東日本大震災から13年という月日が経過しました。

人々の中であの日の記憶は徐々に薄れつつあるかもしれませんが、宮城県の沿岸部、石巻市で生まれ育ち、現在も自然豊かな故郷で生活をしながら水辺の遊びである「釣り」を楽しんでいる私にとって、「津波到達地点」の文字を目にしない日はありません。

3.11の経験は防災意識を高める大きなきっかけとなりました。津波の恐ろしさを忘れないために、今日、3月11日は被災地の経験を踏まえ、水辺で遊ぶ際に心がけている4つのポイントをご紹介します。

1.事前に遊ぶ場所の情報収集をする

津波浸水区域やハザードマップを確認して場所を選んでいます。 事前にハザードマップを確認して頭に入れておくことで、いざという時に慌てずに避難できます。

遊泳禁止区域や立ち入り禁止区域を把握し、絶対に近づかないようにします。 遊泳禁止区域や立ち入り禁止区域は、安全上の理由で設定されています。「人がいないから、思い切り遊べそう〜!」と安易に近づかないようにしてくださいね。

現地の気象情報や潮汐情報をネットやアプリで確認し、急な悪天候になった場合は即中止します。 悪天候は、視界が悪くなったり、波が高くなったりして、危険な状況を招く可能性があります。

『Yahoo!天気』は自然に直結する職業の漁師さんが活用していると知ってから必ずチェックするようにしています。

事前に気象情報を確認していても、急な悪天候に変わった場合は、中止する判断も大切です。安全を第一に考え、事前にしっかりと準備をしてから水辺で遊ぶようにしています。

2.津波が起きたらすぐ海から離れられるように車をとめる

水辺で遊ぶ際は、津波などの緊急事態に備えて車を駐車し、避難経路を頭でイメージしています。

まず、駐車する際はすぐに発進できる向きに停めます。津波警報が発令された場合など、慌てて車の向きを変える必要ななく、スムーズに避難できるようにするためです。

そして、万が一津波警報が発令された場合は、迷わず車を置いて高台へ避難することを頭に入れています。

車は津波の力によって流されてしまう可能性があるので、大切なのは自分の命を守ることであり、車は諦めて高台へ避難することが最重要です。

3.他に人がいたら挨拶、何かあればお互い助け合う

水辺で遊ぶ際には、安全確保のために周囲の人との協力が不可欠です。何かあった際に助け合えるように、まわりへ挨拶することで存在をアピールしています。

特に、小さなお子様がいる場合は、常に目を離さず、ライフジャケットを着用させて安全確保に努める必要がありますね。単独行動は避けて、複数人で行動するように心がけることで、万が一の際にも迅速な対応が可能になります。

4.異常を感じたらすぐに避難する

水辺で遊ぶ際には、常に周囲の状況に気を配り、異常を感じたらすぐに避難することが重要で、海の色や音、波の様子に異変を感じたら、迷わず避難します。

海の色が濁ったり、波が高くなったり、普段と違う音が聞こえたら、津波などの危険が迫っている可能性があります。そのような場合は、迷わず水辺を離れます。

地震が発生した場合や、津波警報・注意報が発令された場合は、ラジオやテレビなどで最新情報を確認しながら行動します。

少しでも危険を感じたら、無理せず安全な場所へ移動する

水辺で遊んでいる際は、何か不安を感じたら、無理せず安全な場所へ移動してください。周りの人にも声をかけ、一緒に避難することも忘れずにしてほしい行動です。

水辺での遊びは楽しいものですが、常に安全意識を持ち、危険を察知して迅速に行動することが、楽しい時間を過ごすために欠かせません。

被災地の経験とその後も続く生活は、自然の脅威と防災意識の重要性を日々認識させられます。水辺で遊ぶことは、子供にとっても大人にとっても自然と触れ合う貴重な経験となりますが、安全を第一に考え、しっかりと準備をしてから遊びましょう。

3.11の被災地の経験を教訓に、自然と共存しながら楽しい時間を過ごしてくださいね。

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