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間違った入浴方法が不眠の原因かも?!質の良い睡眠のための入浴ポイント3つ

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

気温が上がってくるこの時期、入浴せずにシャワーで済ませる方も増えているようです。ただ質の良い睡眠をとるには暑い時期でもお風呂に入ることをおすすめします。正しい入浴方法で不眠体質が改善するかもしれません。

この記事で紹介する内容
・睡眠に対する入浴のメリットとは
・快眠のための入浴ポイント3つ

・睡眠に対する入浴のメリットとは

2つご紹介します。
1つ目のメリットは体温調節です。就寝前、就寝中には私たちの体温は日中よりやや下がっている状態が理想的です。就寝前に入浴によって一時的に体温を上げ、その後反動で体温が下がってくるタイミングにベッドに入ることで寝つきがスムーズになり質の良い睡眠が得られます。
2つ目のメリットは就寝前にリラックスできることです。体がリラックス状態になることで寝付きやすくなり質の良い睡眠へつながります。入浴することで副交感神経が優位になるので、体や心がリラックスでき睡眠へ良い影響が期待できます。
ただ正しい方法で入浴しなければ、適切な体温調節もリラックス状態への移行も難しくなります。

・快眠のための入浴ポイント3つ

1.入浴温度は38~40度

個人差はありますが、理想の入浴温度は38~40度です。この温度だと体が適度に温まり、さらに副交感神経優位になってリラックスしやすくなります。体を温めたいからといって42度ほどのお風呂に入ってしまうと、体にとっては熱すぎて交感神経優位になり覚醒して睡眠へ悪影響になってしまう可能性があります。不眠に悩む方で日頃から熱いお風呂に入っている方はいませんか?過度な熱さを感じないぬるめがおすすめです。

2.入浴時間と入浴タイミング

理想の入浴時間は10~20分ほどです。上記の温度で10~20分ほどお風呂へつかると体温(深部体温)が約0.5度上昇し、リラックス状態になります。
入浴するタイミングは就寝1~2時間前がおすすめです。人は一時的に上がった体温がゆっくりと下降してくる時に寝付きやすくなります。就寝直前に入浴してしまうと、まだ体温が上がっている状態なので質の悪い睡眠や不眠傾向につながる可能性も考えられます。就寝時刻から逆算して入浴する時刻を決めましょう。

3.浴室空間のアレンジ

浴室はリラックスして過ごしやすい空間へ整えましょう。お湯につかることで皮膚からリラックスできますが、そのほかにも工夫をすることでより快眠につながる可能性があります。
まずは視覚からリラックスできる照明です。明るすぎるとせっかくの入浴中に覚醒してしまいがちなので、照度を抑えたオレンジ色の光がおすすめです。浴室の照明は消して、脱衣所から漏れ出る照明のみで過ごすのもおすすめです。
他には臭覚からリラックスさせるアロマの活用です。リラックスしやすい香りの入浴剤やアロマキャンドルを取り入れて、浴室をあなただけのスペシャルなリラックス空間に整えてみてください。

さいごに

正しい方法で入浴することで、寝つきがスムーズになり質の良い睡眠が得られます。一方で間違った入浴方法をしてしまうと睡眠に悪影響になる可能性もあります。質の良い睡眠や一日の疲れをしっかり取るためにも正しい方法で入浴しましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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