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湿気で睡眠の質低下?!高湿度による睡眠環境への悪影響3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

雨の日が続くこの時期は、湿度の高い日が続く時期でもあります。むくみやダルさ、頭痛、睡眠の質の低下などを感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事で紹介すること
・梅雨と湿気
・湿度による睡眠への悪影響3選

・湿気の体への影響

湿度が70%を超えると、「不快」と感じはじめるといわれています。80%を超えるとほとんどの方が「不快」に感じるようです。梅雨時期は湿度70~80%以上の日が続くこともあります。また梅雨の時期に特有の気圧の変化も合わさって、体の不調を感じる人はこの時期特に多くなっています。

・湿度による睡眠への悪影響3選

❶睡眠の質低下

夏の暑い日に寝苦しいと感じる方は多いと思いますが、実は温度より湿度の影響により寝苦しさを感じている可能性もあります。睡眠に最適な湿度は50%前後です。梅雨時期は70~80%台になることもあります。高湿度による睡眠の質の悪化に加え、梅雨時期に起こりやすい自律神経の不調も重なるので、夜は寝つきにくく、日中は疲れやダルさが続いてしまう可能性があります。

❷寝具の劣化

高湿度が原因で、寝具が劣化してしまうこともあります。寝具がすぐにへたってしまう原因は湿気かもしれません。布団やマットレスは定期的に干したり壁に立てかけるなど、風通しを良くして湿気が溜まったままの状態を避けるようにしましょう。またマットレスや布団は床面に直置きせずに、すのこを敷いて空気の通り道を確保しておくこともおすすめです。
梅雨の合間の晴れた日には、しっかり干しておきましょう。

❸カビやダニの繁殖

湿度が高くなることで、カビやダニが繁殖しやすくなります。部屋の湿気に加え、就寝中にかくによりカビやダニにとってさらに繁殖しやすい環境となっています。繁殖したカビやダニを就寝中知らずしらずのうちに吸い込んでしまうことで、体内でアレルギー反応(ハウスダストアレルギー)が起こり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚の炎症などが起こります。
お洗濯、天日干し、布団クリーナーなどうまく活用しましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
梅雨時期は湿度が高く、私たちの体へも寝具へも悪影響となる時期です。湿気対策を行い、質の良い睡眠、清潔な寝具を保ち、梅雨時期を乗り越えましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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