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心霊現象ではない!?金縛りの原因と、金縛りになりやすい条件3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

金縛りは霊的現象によるものだと思い込んでいませんか?実は金縛りは身体的な理由から解説できる現象です。

この記事で紹介すること
・金縛りとは
・金縛りを解説
・金縛りになりやすい条件3選

・金縛りとは

寝ているときに、体が動かない、声が出せない、耳鳴りが起こるといった症状が出ることがあります。心霊現象とも言われますが、これらは体のメカニズムからも説明することが可能な現象です。心理的に恐れる必要はないでしょう。

・金縛りを解説

金縛りは「睡眠麻痺」といわれています。
眠りには、頭を休ませる睡眠と、体を休ませる睡眠が存在し、一晩のうちにこれらが交互に現れています。
通常入眠時には頭を休ませるノンレム睡眠が現れていますが、これが何らかの影響で体を休ませるレム睡眠が現れてしまうことがあります。この時、脳は活動している状態です。意識はあっても体が休まっているので、体に力は入りません。
金縛り中は、頭は働いているけど体は休んでいる「睡眠麻痺状態」となっている可能性が高いです。

・金縛りになりやすい条件3選

❶睡眠の質の低下

入眠直後に深い睡眠、その後浅い睡眠というサイクルが一晩に数回繰り返される状態が質の良い睡眠といわれています。
睡眠の質が低下してしまうと、睡眠のリズムが乱れるため金縛り状態になりやすくなります。
就寝前のスマホ、熱すぎる温度での入浴、夕食後すぐの就寝などは睡眠の質低下につながります。気を付けましょう。

❷疲労、ストレス

体の過度な疲労や、精神的ストレスによっても睡眠の質に影響が出るため、金縛りが起こりやすくなる可能性が高くなります。
就寝前はぬるめのお風呂で疲れをとり、ストレッチやアロマなどで心も体もリラックスして過ごしましょう。

❸不規則な生活

金縛りは、理想の睡眠リズムが乱れることによって起こりやすくなります。寝る時間が不規則であったり、休日にお昼まで寝ていたり、昼間に長い時間昼寝をしてしまったりしていると金縛りが起こりやすくなるでしょう。健康のためにも毎日規則正しい生活を心がけましょう。

さいごに
不規則な生活や疲労が続くことで金縛りにあいやすくなりますが、その他にも、日中に眠気が起こるナルコレプシーという疾患でも金縛りは現れやすくなります。日中に強い眠気がなければ、規則正しい生活や質の良い睡眠を心がけてしっかり予防しましょう。 

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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