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秋の寝具が危ない!?意外と知らないダニがもたらす症状3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

過ごしやすい気候になり、昼も夜も快適だと感じている方は多いのではないでしょうか?しかし秋はダニの影響を受けやすい時期でもあります。ダニは普段、目に見えにくいものなので、実はあなたの身近なところでもでもたくさん繁殖しているかもしれません。

この記事で紹介すること
・秋にダニの影響を受けやすい理由
・ダニが寝具に増えることによる危険な症状3選

・秋にダニの影響を受けやすい理由

ダニが繁殖しやすい条件は、気温20-30度湿度60-80度皮脂・フケなど餌となるものが豊富な環境です。つまり、寝具はダニが繁殖しやすい条件が整っています。
さらにダニが繁殖しやすいのは梅雨時期から夏にかけてです。ダニの寿命は3~4カ月といわれており、生きているダニは寝具の内側に潜んでいます。しかしダニの死骸や糞は布団表面に出てくるため、繁殖して数か月たった秋は死骸や糞が布団の表面に多く出てくる時期となります。

・ダニが寝具に増えることによる危険な症状3選

❶皮膚刺され

ダニに刺されると赤み、痒み症状がでてきます。刺された直後に症状が出る種類のダニもいれば、刺された翌日以降に症状が出始める種類のダニもいます。痒みは1週間ほど続くことにもなりますし、ダニの種類によっては感染症を媒介する可能性もゼロではありません。ダニ刺され後にもし発熱、頭痛、関節痛などの症状が出たらクリニックを受診しましょう。痒み程度でしたら市販の塗り薬で症状を抑えることが可能です。

❷アレルギー症状

ダニアレルギーの原因は、ダニの糞や死骸です。これらは布団の表面に現れやすいため、私たちは寝ているときに口や鼻から吸い込んでしまっています。ダニアレルギー症状を引き起こしてしまうと、くしゃみ、鼻水、皮膚の痒み、目の痒みなどの症状が出てくる可能性があります。

❸睡眠の質低下

ダニアレルギーの症状がでてしまうと、就寝中にくしゃみや鼻水、皮膚や目の痒み症状が出てきてしまい、寝付きにくくなったり、浅い睡眠状態になりやすくなったりする可能性があります。症状がひどくなるようならアレルギーを抑える薬や、ダニアレルギーの根本治療が薦められることもあります。一度アレルギーを発症してしまうと睡眠の質悪化に加え、長期治療やケアが必要になるでしょう。

さいごに
いかがでしたでしょうか。秋はダニの影響を受けやすい時期ですが、適度なお手入れや、ダニが好まない温度・湿度環境にお部屋を保つことで、ダニの悪影響を受けにくくなるでしょう。寝具のこまめな洗濯や布団クリーナー、布団乾燥機を利用して清潔に保ちましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、健康系やインテリア系記事のライターをしたり、薬局で勤務したりしています。

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