無色透明なのにブルーに見える「不思議の秘湯」。別府八湯「観海寺温泉郷」源泉かけ流し露天へ【別府温泉】
日本有数の源泉数＆湧出量を誇る「別府八湯」。GWは“おんせん県”大分へ
湯気がもくもくと立ちのぼり、硫黄の香りに包まれた町並みも、
思いついたらすぐに温泉に入れる日常も、
特別だったんだ……
そう筆者が実感したのは、進学で大分を離れて数年後、社会人が板につきはじめてからでした。仕事で疲れ切った心と身体を、ふるさと「別府」はいつだって優しく迎い入れてくれます。
絶景風呂の宝庫「観海寺温泉（かんかいじおんせん ）」へ
別府温泉は8つの温泉郷からなり、「別府八湯（はっとう）」と呼ばれています。
泉質がそれぞれに異なるため、温泉郷巡りを楽しむ旅人も多いのです。
別府八湯のひとつ、絶景風呂が多いことでも知られる「観海寺温泉郷」へやってきました。
この界隈では、類まれなるパノラマビューで知られる「別府温泉 杉の井ホテル」の「棚湯」が有名ではありますが、
今回は秘湯感むんむん！ 源泉かけ流しの湯「いちのいで会館」へ行ってみました。
別府駅から車で約7分、別府ICから車で約15分。
市街地からほんの少し足を伸ばし、少々不安になるくらい長い「上り坂」を車でぐんぐんのぼった先には……
豊かな自然に囲まれた、山あいの源泉かけ流し露天風呂が待っています！
男女は日替わり。
小さな木製ロッジが2つが、更衣室となっています。
内鍵をかけられますが、ほかの入浴者と共同利用なので、「鍵はノーロック」が推奨されていました。
コバルトブルーに变化する絶景風呂
おや？ 左右で色が違って見えるじゃないか！
同じ源泉のはずなのに、右はコバルトブルー、左はエメラルドグリーン。
摩訶不思議！
女将さん曰く、
源泉の色は無色透明ですが
天候・気温に左右され、日ごとにお湯の見え方が変化するのだとか。
なんて神秘的なんだ。
眼下には別府湾が広がります！
天気がいい日は四国まで見えるそう。
青い空、青い海、青いお湯に吸い込まれそうだ。
なお、衛生面を保つため定期的に清掃をしており、清掃日は青色ではないそう。湯の色が気になる人は事前の電話確認がおすすめです。
ゴールデンウィークはぜひ、別府の絶景と神秘的すぎるお湯に癒やされてみては？
■いちのいで会館（観海寺温泉郷）
住所：大分県別府市上原町14-2
電話：0977-21-4728
時間：平日11:00〜17:00、土日祝 10:00〜17:00
定休日：不定休（源泉メンテナンス休業あり）
料金大人700円 ことも（3歳〜小学生）300円
備え付けタオルはないので要・持参
アクセス：別府駅から車で約7分、別府ICから車で約15分
駐車場：約25台
※現在、食事の提供は休止中
※「景観の湯」休止中
※閉鎖中の金鉱の湯の代わりに家族風呂を開放中
RIYUA JOE 編集者／ライター
書籍『ダナン&ホイアン PHOTO TRAVEL GUIDE 〜絶景プロデューサー・詩歩が巡るベトナム〜』責任編集を担当。国内外の旅にまつわる記事や動画をWEBメディアにて寄稿。ダナンにて家族とCG＆VFXスタジオ経営中。東京在住。Instagram
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