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オートバイのあれこれ『ホンダの博物館?』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今回は『ホンダの博物館?』をテーマにお話ししようと思います。

先日、ホンダの博物館へ行ってきました!

「ホンダの博物館」と聞くと、栃木県にある『ホンダコレクションホール』を想像するかもしれませんが、今回訪れたのはソッチではありません。

静岡県の浜松にある『本田宗一郎ものづくり伝承館』です!

▲本田宗一郎氏の故郷・浜松にある『ものづくり伝承館』
▲本田宗一郎氏の故郷・浜松にある『ものづくり伝承館』

本田宗一郎ものづくり伝承館は、ホンダコレクションホールのようないわゆる“博物館らしい博物館”ではなく、どちらかと言うと本田宗一郎氏の記念館・資料館という趣が強いです。

もともと町役場だった建物を改修して開館したそうで、建物規模は決して大きくありません。

バイクの展示台数も多くはないですが、その代わりに本田宗一郎氏の生涯をとても身近に感じられます。

館内に入ると、往年のホンダ製バイクが数台並べられていて、その周囲には宗一郎氏の“生き様”が伝わる言葉が掲げられていたり、伝記のような読み物が置かれていました。

▲宗一郎氏の“奉仕の精神”が、ホンダを世界一にした
▲宗一郎氏の“奉仕の精神”が、ホンダを世界一にした

「世界のホンダ」がまだ「浜松の中小企業」だった頃のことを学べて、アカデミックなものが好きな私としてはとても内容の濃い空間に思いました。

ちなみに、展示されるバイクは定期的に入れ替わるみたいで、私が訪れた時は往年のCBが揃っていました。

バイクファンにはお馴染みの『ドリームCB750FOUR』、ナナハンCBより古い『CB450』など、まさに宗一郎氏がオートバイ生産で世界一を目指していた頃のバイクですね。

▲CB750FOUR(1969)
▲CB750FOUR(1969)

▲1960年代のホンダのバイク
▲1960年代のホンダのバイク

“バイク”というより、“本田宗一郎”のほうに興味がある人は、こちらの伝承館を訪れることをオススメします。

(“バイク”に興味がある人はコレクションホールへ、“ホンダ”に興味がある人は、東京の青山にある『ウェルカムプラザ』へ行ってください)

お土産コーナーもあるので、訪問の記念に何か買って帰るのもいいでしょうね。

入場は無料で、予約も不要。

駐車場は、歩いて5分ほどの場所に広めのスペースが用意されています(伝承館の目の前にも車を駐められそうなスペースがありますが、こちらは駐車場ではないので注意)。

浜松に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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