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オートバイのあれこれ『今ではおしゃれバイク?元祖オフ車のDT-1』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今宵は『今ではおしゃれバイク?元祖オフ車のDT-1』をテーマにお話ししようと思います。

今ではすっかり一つのバイクのカテゴリーとして定着しているオフロードバイク。

皆さんはこのオフロードバイクの元祖をご存知でしょうか。

ヤマハの『DT-1』です!

▲史上初のオフローダー・DT-1
▲史上初のオフローダー・DT-1

1968年(昭和43年)に登場した、絶版バイクの中でもよりいっそう古くてややマニアックな部類のオートバイですが、世の中にはいまだにDT-1の熱心なファンもいるようですね。

このDT-1が登場する以前は、日本には純粋なオフロードバイクはありませんでした。

もっと言うと、《オフロード》という概念すら無かったのです。

そのようななか、ヤマハはオフロード走行前提の市販車を開発。

それがこのDT-1でした。

DT-1が誕生して以降は、日本でも“自然の中をバイクで走る”という楽しみ方(=マウンテントレール)が普及し、こうして市販のオフロードモデル(トレール車)がヤマハ以外のメーカーからも続々と出てくるようになったのでした。

▲今となっては、丸くて小ぶりな燃料タンクなどに可愛らしさを感じる
▲今となっては、丸くて小ぶりな燃料タンクなどに可愛らしさを感じる

今DT-1を改めて見ると、オフロードバイクというよりかは“ポップなデザインのビンテージバイク”という感じがして、個人的にはちょっとオシャレな服装でDT-1に乗り、街中を流してみたい気がします。

半世紀以上前のデザインなのにDT-1を見てそういうふうに思えるのは、やはりヤマハのデザインセンスの力なのかもしれませんね。

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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