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オートバイのあれこれ『昭和のスクーター発見!』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今宵は『昭和のスクーター発見!』をテーマにお話ししようと思います。

先日、知人の家の前で昭和の香りがプンプンするスクーターを見つけました。

ホンダ『リード125』

▲知人がコッソリ保管していたらしい
▲知人がコッソリ保管していたらしい

1982年(昭和57年)にデビューした、初期型リードですね。

1982年と言いますと、同じホンダの『VT250F』やスズキ『GSX400FSインパルス』等も登場しており、時期としては400マルチ戦争〜レーサーレプリカブーム前夜の頃といったところでしょうか。

私が遭遇したリードは、外装こそ褪色が進んでいたものの、エンジンはいまだに元気な実働車。

まさか40年以上前の実働スクーターに出会えるとは、思ってもみませんでした。

▲リード125(1982/画像引用元:本田技研工業)
▲リード125(1982/画像引用元:本田技研工業)

リードは『ロードパル』や『パッソル』を起点に始まったファミリーバイクブームの流れのなかで生まれたモデルの一つになります。

先行発売されていた『リード50/80』に続くシリーズ3作目で、124ccの2ストロークエンジンを搭載していました。

高効率な掃気を実現する5ポートシリンダーや油圧ダンパー付きのサスペンション等、こだわりの装備が所々に投入されており、当時としてはハイクオリティなスクーターだったと言えるでしょう。

外観も個性が強く、ハンドルとほぼ同じ幅の横長ヘッドライト&ウインカーユニットが目を惹きますね。

▲横長のライトユニットが特徴的(画像引用元:本田技研工業)
▲横長のライトユニットが特徴的(画像引用元:本田技研工業)

個人的には、ハンマーヘッドシャークに似ている気がします。

聞くところによると、この初期型リード125は82年の1年間しか生産されなかったらしく、貴重だそう。

40年前の実働スクーターを見られただけでも貴重なのに、さらにその車種自体も貴重な存在ということで、「一度で二度美味しい」気分になった私でした。

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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