オートバイのあれこれ『懐かしのストロボカラーをまとう!』
全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。
今日は『懐かしのストロボカラーをまとう!』をテーマにお話ししようと思います。
私は先日、愛知県にて開催された『名古屋モーターサイクルショー』へ行ってきました。
興味深いコンテンツはたくさんありましたが、特に見入ってしまったのがコチラ!
80年代のヤマハ車のカラーリングを模した『XSR900GP』!
モチーフとなっているのは、GP500レプリカ『RZV500R』と、ヤマハ初の400マルチ(400cc4気筒)レプリカ『FZ400R』(ともに1984年デビュー)です。
RZVカラーもFZカラーも上手く再現されていて、絶版バイク好きの私としては観察せずにはいられませんでした。
ただ、欲を言えば、RZVカラーのほうはホイールがゴールドだったらさらに良かったのにと思います。
ちなみにXSR900GPは、ヤマハの現行モデル『XSR900』のカウル付きバージョンで、昨年の10月末に公開されたモデルになります。
昨年10月末の初お目見えの際には、かつてのヤマハのWGPマシン『YZR500』を模したカラーリングが採用されていて、大きな話題となりました。
これを見て、ケニー・ロバーツやウェイン・レイニー、エディ・ローソンを思い起こした人も少なくなかったことでしょう。
少しだけ掘り下げると、900GPはスタンダードのXSR900にカウルが付いただけでなく、車体剛性の見直しやサスペンションのセッティング変更等、機能面にもしっかりとアレンジが加えられています。
エンジンは、『MT-09』由来の888ccの水冷3気筒。
ピークパワーよりもトルクを重視した実用的なパワーユニットで、敷居の低いところでライディングの楽しみを味わえるようになっているとのことです。
私もMT-09がデビューして以来、この3気筒を体感してみたいとずっと思っているのですが…いまだに叶っていません。
話を戻して、展示されていたRZVカラーとFZカラーの外装はヤマハ純正カスタムブランド『ワイズギア』製で、価格などの詳細は現状未定なものの、商品化される可能性はあるそうです。
XSR900GPは、“懐かしい思い出をアテにして楽しめる現行車”となりそうですね。