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【超像可動 ジョジョの奇妙な冒険 第3部 空条承太郎 ver.1.5】レビュー!

りゅう王フィギュア評論家

【超像可動 ジョジョの奇妙な冒険 第3部 空条承太郎 ver.1.5】メディコス・エンタテインメント

[発売日]2012年4月

[価格]2740円(税込)

[パッケージ]

黒い学ランに合わせて、黒のシックなパッケージ。

[セット内容]

本体、オプションヘッドパーツ、オプションハンドパーツ(10種)、オプション太ももパーツ、セリフプレート、台座。

全身をグルっと。

最初期の超像可動なので、現在のものと比べると様々な部分で見劣りします。しかし長ランを着ているキャラクターの可動フィギュアであることを考えると、全体のスタイルとしてはよくまとまっているのではないでしょうか。襟のチェーンや不思議なベルトなどもしっかりと再現されています。

[ヘッドパーツ]

顔面は秀逸です。原作画の雰囲気が出ていると思います。まだ輪郭や顔のパーツが少し角ばっていた3部の頃の顔を上手く表現できているのではないでしょうか。

ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、ver.1は顔面の造形がイマイチで不評だったため、ver.1.5が発売されたという経緯があります。ver.1は持っていないので写真でしか見たことがありませんが、たしかにあれはイマイチでした。あそこからよくここまで立て直したものです。

[バストアップ]

首の辺りには少し不自然さがありますが、顔面のクオリティが高いので相殺されている気がします。

どこからが髪の毛なのか分からない帽子も上手く表現されています。

[可動チェック]

学ランのせいもありますが、かなり渋いです。

肘も膝も肩もこれくらいが限界です。逆に言えば最新の超像可動の可動域の凄まじさが分かります。短い期間でとんでもない進歩です。

しかし、この程度のジョジョ立ちは普通にこなしてくれます。

太ももパーツとハンドパーツを替えると、ポッケに手を突っ込んだ指差しポーズもバリっと決まります。

作中ではこんな感じのマイケルジャクソンみたいな指差しポーズもやってましたね。

少し遊んでみます。

[総評]

やはり全体的な完成度は、最新の超像可動と比べると見劣りしてしまいます。しかし、これがあったからこそ今のハイクオリティな超像可動があるのだと思うと感慨深いものがあります。承太郎さんはジョジョの顔とも言えるキャラクターなので、できることならば現在の技術でもう一度、3部の承太郎さんをリメイクしてもらいたいですね。今のメディコスさんが製作したらとんでもない完成度のフィギュアになると思います。

フィギュア評論家

フィギュア、食玩、ガチャガチャ、プラモデルなどをご紹介しています。現在運営しているYouTubeチャンネル「酒と肴と男とフィギュア」、ブログ「りゅう王の小部屋」もご覧いただけると幸いです。

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