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【掌動-XX 仮面ライダー ブラック】フィギュアレビュー! 昭和ライダーを食玩で振り返る➈

りゅう王フィギュア評論家

【掌動-XX 仮面ライダーブラック】バンダイ
[発売日]2022年7月11日
[価格]690円(税抜)

仮面ライダーブラック

「仮面ライダーシリーズ」の第8作目に当たる「仮面ライダーブラック」は、1987年10月4日に放送がスタートしました。前作「仮面ライダースーパー1」から約6年のインターバルです。石ノ森章太郎先生最後の仮面ライダーのマンガ連載作品となりました。テーマは「原点回帰」ということで、なかなかハードな設定と展開です。そのせいもあってか、当時の平均視聴率は何と9.2%。人気作品となったためリメイク版も製作されました。

スペック

[身長]198.7cm [体重]87kg [ジャンプ力]一跳び30m [必殺技]ライダーパンチ、ライダーキック、キングストーンフラッシュ等。

ストーリー

倉田てつをさん演じる大学生の南光太郎は、親友の秋月信彦とともに「暗黒結社ゴルゴム」によって拉致され、次期創世王候補とするために体内にキングストーンを埋め込まれます。この生体改造により世紀王ブラックサンとなってしまいますが、脳改造の直前で脱出に成功。その後、光太郎は仮面ライダーブラックと名乗り、ゴルゴムとの戦いに身を投じてゆくことになります。

一方、アジトに取り残されていた秋月信彦は、後に世紀王シャドームーンとして復活させられ、ブラックの前に敵として立ちはだかることに。

親友同士の切ない戦いも見どころの一つです。

バトルホッパー

正確にはバイクではなく、バイク型の生体メカ。ゴルゴムによって作られた世紀王専用マシンで、自分の意思を持っています。

光太郎のことが大好き過ぎて、身を挺して光太郎を守ったり、頬ずりされて照れまくったり。バトルホッパーこそが真のヒロインだと言ってはばからないファンも多数います。ネットでは「てつをの嫁」とか言われています。

第14話「マグロが消えた日」

おおよそ仮面ライダーには似つかわしくないサブタイトルですが、そのせいかこの14話は妙に記憶に残っています。

ストーリーを要約すると、ゴルゴムの黒松博士が怪人をパワーアップさせるタウリンエキスを開発したのですが、それにはマグロの生体酵素が必要不可欠ということで、片っ端からマグロを買いあさったり、盗んだり。そして日本の食卓からマグロが消えてしまいます。悪の組織がマグロを狙う神回です。

ゴルゴムの仕業だ!

仮面ライダーブラックのテンプレート

①光太郎が異変に気付く ➁ゴルゴムの仕業だと断定 ③敵をぶっ飛ばす

1話30分足らずで完結させなければならない上に、ブラックは他のライダー達と違って基本的には仲間がいないので、手っ取り早く戦いのキッカケ作りができる魔法の言葉です。もう何を見ても全部「ゴルゴムの仕業だ!」と速攻で断定する光太郎。まさに「人を見たら泥棒と思え」状態です。

最終回

見どころ満載の最終回ですが、やはりバトルホッパーの最期は涙なしには語れません。

単独でシャドームーンに突撃し、バトルホッパーは大破。そして急いで駆け寄ってきたブラックと最後のお別れをします。

2023年8月の時点ではアマゾンプライムで無料で観ることができますので、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。

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フィギュア評論家

フィギュア、食玩、ガチャガチャ、プラモデルなどをご紹介しています。現在運営しているYouTubeチャンネル「酒と肴と男とフィギュア」、ブログ「りゅう王の小部屋」もご覧いただけると幸いです。

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